「なにもしない時間」をつくったら「至福の時間」になった
朝は金の時間である
『こうやって、考える。』、読み終わった。
考えさせる言葉や納得がいく言葉いくつもがあった。
なかでも、時間とか場所に関する短文が好きだ。
超朝型のわたしにとって、まさに「そうそう!」である。
わたしは3時に起きて、顔を洗って読書して、
4時から30分語学やって、30分コンディショニングして、
5時から60分はジョギングとエキササイズ。
この5時からの60分がとても大事で、なぜなら、これ。
場所を選ぶ
ジョギング中にnoteのネタを考える。
うまくいくときもあれば、うまくいかないときもあるけど、
ネタだけではなくて、仕事のアイディアなんかは、
ジョギングしながら考えていることが多い。
風呂の中はどうか、というと、わたしにはちょっとムリ。
スマホもPCもタブレットも、紙もペンもないのは「三上」と同じだけれども、
風呂やサウナに入っているときは、どちらかというと、これ。
空白の時間をもつ
リーダーシップ・チャレンジ(社会人の大隈塾)では、
鴨川自然王国での田植え稲刈りをやった翌朝、
「なにもしない2時間」というコンテンツを実施している。
鴨川自然王国は千葉の鴨川の山の中、
棚田が美しい小さな農園だ。
この「なにもしない2時間」は、
本を読んでもごろ寝してもいいけど、
しゃべったり作業したりしてはダメよ、と。
家族に気兼ねなく本を読んだり、朝食後に二度寝することもできないだろうから、
読書と睡眠はOKにしているが、
「なにもしない2時間」は好評だ。
忙しく働くビジネスパーソンにとって、
「空白の時間を怖れる」
し、その空白の時間をコンテンツ化する=強制的にすることによって、
「充実した無為の時間」
を山の中で、それぞれ過ごすことができる。
時間と場所。
都会から離れてみると、案外手に入る。
『こうやって、考える。』 外山滋比古 PHP文庫 2021年