![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/126843574/rectangle_large_type_2_3218c66f8efbbd827f287e5787b2e746.jpg?width=1200)
むにみずべ 埼玉編01 ムーミンのメッツァビレッジ
個人的に日本で一番好きなテーマパーク。これ知っていますか?
ケンカに負けた腹いせに生まれたムーミン
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/126587054/picture_pc_9149f3c58b3361bd6a9e26bd3e36bdea.jpg?width=1200)
ムーミンといえば、バーバパパに並ぶ、ぽっちゃり系キャラクターの代名詞。幼心に両者は親戚かと思っていました。そんな愛すべきボディラインはどのように生まれたのでしょうか。
作者トーべヤンソンは、1914年にフィンランドに生まれ、10代の頃弟との口喧嘩に負けた腹いせにトイレの壁に落書きをしました。この時生まれた丸くて鼻が長いものが、ムーミンの原型と言われるようです。
有名な作家になると子供の頃の落書きまで有名になるようですね。我が落書き達にも、いつ日の目を見せてやれるのか楽しみです。
そして夜遅くに夜食をせしめていた時に、「ムーミントロールが首すじに冷たい息を吹きかけてくるぞ」と叔父さんが言ったことが、ムーミンという名前の由来になったとか。
もしトーべヤンソンが秋田出身だったら、埼玉のこの地にあるのは、ムーミンのテーマパークではなく、「なまはげランド」だったかもしれません。ギリギリセーフですね。
フリーダムな芸術家トーべヤンソン
今回の記事を書くにあたって、作者トーべヤンソンの映画、「TOVE」を観ました(Amazon Primeで今なら観れます)。
どこまでもフリーダムな夜の営みの多さに、自分の視界の狭さを実感しましたが、本流の芸術家たる父に対し、画家を志すも、まだまだ芸術と呼ばれなかった漫画を描くトーべの心の葛藤を描き出す非常に面白い映画でした。
どんどん売れる漫画に対し、絵を描きたいトーべ。なんだか水辺を設計したいけど、仕事にならない自分がチラつきましたが、改めていつか水辺を仕事にできるようにブログを書き溜めようと思いました。
自然の美しさを引き出す造形
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/126598141/picture_pc_004d4ea6ef5e479f54e2440bfeb7ba52.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/126937442/picture_pc_20800950a4f45eb97d99794b68c45a3b.jpg?width=1200)
美しい自然に、人間の造形が加わることで唯一無二の風景になります。全国どこにでもある緑豊かなダム湖が、ムーミンの灯台が立ち上がり、カヌーが浮かぶことで、一転して北欧の雰囲気を纏います。
こうした場所を活かして、作り込みすぎないテーマパークだからこそ日本で一番好きなんだと思います。
ランドスケープ(草木や土地のデザイン)の巧みさも、単なるダム湖ではない居心地の良さを演出しています。バス停から湖までの道沿いは低木が植えられ、奥は高く立派な木が生い茂ります。かつ道に沿って枝の広がりが少ないシュッとした木が等間隔に並木を作ることで、道沿いの緑は何層にも重なった奥行きを感じられます。何となくスケッチすると↓↓
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/126843206/picture_pc_f38f2d8573e805d838499d988ac7a623.png?width=1200)
そうした自然の美しさは、紅葉でも遺憾無く発揮されます。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/126776749/picture_pc_332b791ee7052abc6dfc8ace9716bb94.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/126776748/picture_pc_dba0a641df15dffde688a9f9de21d4cc.jpg?width=1200)
カヌー工房から北欧の湖に漕ぎ出す
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/126935438/picture_pc_a90f4e691b070b6ddcc9e5b70d9aa088.jpg?width=1200)
さてこんな素敵な北欧の湖にカヌーで漕ぎ出すことができます。広い湖で空いていることもあり、灯台やムーミンの釣り小屋などフォトスポットは独り占めです。川の流れもないので、ただゆらゆらと漂うだけでも心地よいです。ちなみに最近ではアイランドボートなる、パーティーボートもある様で、賑やかな水辺になってきました。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/126936197/picture_pc_2558cb621219f804bd1d99e34af91ff0.jpg?width=1200)
ちなみにこのカヌー、なんと自分で作ることもできるそうです。メッツァビレッジの工房でコツコツと作るのは、良い思い出どころではない素敵な時間となりそうです。
そしてここまで面白い湖が作り上げられていますから、さらにできたら面白そうな北欧らしさ全開の体験を提案したいと思います。
北欧体験の提案01 Marjastus(マルヤストス):ベリー摘み
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/126927994/picture_pc_d4aef4d06b4da56b9beb3e84ced5ae5e.png)
フィンランドの有名な文化の一つに、自然享受権があると思います。国立公園等に生えるベリーやキノコを自由に採取できるという文化です。豊かな自然の中に作られたメッツァビレッジでも、これをできるようにすると面白いのではと思いました。
どれだけのコストかはわかりませんが、ガイドと一緒に周囲の山でベリーやキノコを摘んで食べる。フィンランドのように自由に採取するのは危ないですが、ガイドと一緒に行うことでツアーとしても運営できます。
必ずしも北欧らしいものを採取するのではなく、ベリー摘みマルヤストスの文化だけ取り入れて、飯能の宮沢湖で自生する植物等を採取するのでも面白いと思います。
北欧体験の提案02 Sauna(サウナ)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/126928331/picture_pc_7ac3cf99351fcac0a4d3a8db93799165.png)
せっかく湖がありますから、ぜひ水風呂替わりに湖に飛び込む体験ができると良いと思います。湖畔にテントサウナでもいいですし、結構広めの船着場もあるので、水上のフローティングサウナから直接湖にダイブも楽しそうです。
以上、埼玉の奥地に出現した日本一素敵なテーマパーク、メッツァビレッジでした。
季節ごとに楽しめるイベントも多いので、ぜひ行ってみてください。