スペイン旅行記 ③ / 2日目 - おすすめ朝食、サグラダファミリア、MACBA、パエリア-
前回のバルセロナ旅行記ではミロ美術館やピンチョス通り、おススメのオリーブオイル店についてお届けしました。
今回は2日目。おすすめの朝食からはじまり、サグラダファミリア、現代美術館、パエリアを堪能しました。
1. 朝食は美味しいボカディージョから
さて、スペイン バルセロナ旅行2日目の始まりです。昨日はぐっすり寝たので体調もバッチリ。朝食は私の大好きなパン屋であるBaluardに行くことにしました。
スペインのデパートである El Corte Inglésでもパンを売っているお店で、ハード系のパンのレベルは相当なもの!(パンのクオリティが高い兵庫県に住んでいる私が勧めるので本物です。おすすめ 汗)。店の雰囲気も好みですし、朝イチにいってもこの品揃え、テンションがあがりますね。
今回はチキンのハニーマスタードバーガー、チョコクロ、ボカディージョなどを欲張っていろいろと買ってみました。
どれも美味しいのですが、とりわけボカディージョ(左のパン。バゲットにハムなどを挟んだものをスペインではボカディージョ(bocadillo) と呼びます)のレベルが非常に高いです。ハムの新鮮さもさることながら、ボリュームたっぷりのルッコラの苦味がほどよく効いていてたまりません。サイズもでかいことでかいこと、、 生ハムって加工食品故にあまり体に良くは無いと思うんですけど、このギルトがないと、なしえないおいしさがあると思います。席数は少ないですが、イートインもあるお店なのでぜひ行ってみてください。
2. サグラダファミリアへ
朝食でパワーチャージをした後はそのまま電車に乗ってSagrada Familiaへ。
まず第一印象は「Sagrada Familia めっちゃ出来上がってない?」でした。前回訪れたのはおそらく2018年、そこから比較するとかなり進捗が上がっていて、正直驚きました。それと同時に人もこんなにいたっけと思わせるほどの、人、人、人・・・東京のラッシュアワーを思わせる密度です。。
でもそんな人混みを気にさせないほど圧倒的な建築物。私は初めてSagrada Familiaを見たとき、あまりの計算された建築ぶりに涙を流したのを鮮明に覚えていますが笑、その感覚は何度訪問しても消え失せません。ファサードなどももちろん荘厳なのですが、内部の光の柔らかな当て方が素晴らしいですね。
さて、この日はただの入場ではなく、Sagrada Familiaのスペイン語ガイドツアーも申し込んでみました。英語ツアーなどもありますが、スペイン語教室を運営するものの矜持として、スペイン語ツアーを申し込みました。ちなみにガイドツアーは普通の入場に+4ユーロしかかかりません。
ガイドツアーはサグラダファミリアのオフィシャルサイトから申し込み可能でして、ガイドツアーでもjust入場でも事前予約は必須の建物です (当日行ってはいれなかった・・というのはあまりに悲しいですからね・・)
https://sagradafamilia.org/en/tickets-individuals
ガイドツアーは集合時間にファサード近くに行き、イヤホンのついたトランシーバーをもらいます。ツアーでは1時間弱 Sagrada Familia を案内してもらいました。最初はバルセロナやガウディの生い立ちなどの説明から始まり、徐々にファサードの説明、内部の説明など丹念に説明してくれました。ただ、私がそもそも聖書についての知識などがあまりなかったため、聖書の登場人物をスペイン語で話されても、誰かわからんと言う事態に発生しまして、後半は割ときつかったです。。
サグラダファミリアを出た後は、ちょっと離れてサグラダファミリアを拝み、堪能しました。
3. ふらっとLOEWE
サグラダファミリアの後はLOEWEにふらっと行ってみました。
かなり可愛いなと思ったバックがあったのですが↓
いくら現地価格や免税で安いと言えど、LOEWEです。もろもろ考慮しても40万円弱はかかってしまいます。。さすがに勢いで買うには高すぎるレベルなので、一旦持ち帰って検討することになりました。
その日1日考えていたのですが、使う場面が土日しかないこと、平日の仕事中は使えないこと、バック単体で見たらめちゃくちゃかっこいいが合わせる服が限られること、革製品に傷がついたときのショックに耐えられなさそうなことなど、これならばおそらく時計を購入する方が価値も目減りしないと考えまして、購入をお見送りすることになりました。
4. ド・ローカルのバルでランチ
LOEWEで普段受けないような丁寧な接客を受けたせいか、緊張してしまったのもあり、一旦ホテルで休憩、その後バルでランチを取りました。時間は14時頃でどこのお店も非常に混んでいます。中でもローカルでひしめいていたバルに突入してみることにしました。
ランチはなんと手書きメニュー!内容はザ・スペイン料理という感じで好みです。売り切れたメニューから消されていってます笑。
前菜にjudías verdes(サヤインゲン)、メインにalbondigas (ミートボール)を選びました。デザートはデザートもフルーツポンチ、プリン、ヨーグルト、アイスクリームから選べますが、遠慮して、代わりに食後のコーヒーをオーダー。食事の付け合わせのドリンク はビールにしました(ランチ代EURO15.5に込)。
前菜のサヤインゲンは冷製で卵がちらされていて、美味。ビールともあい、あっというまにたいらげてしまいました。
メインのミートボールもなかなか。でもそれより美味しかったのは添えられたフライドポテトです。あえて不規則に切られて揚げられた食感とじゃがいもの甘さ、勢いよく完食してしまいました。美味しいですが、場所はあいまいにしか覚えてないので、もう再訪できないかも・・。
5. バルセロナ現代美術館(MACBA)
ランチで満たされた後は、バルセロナ現代美術館、通称MACBA (Museu d'Art Contemporani de Barcelona) に行きました。コンテンポラリーアートの美術館のためそこまで人もいないですし、展示もゆっくり見られるのでお勧めです。美術館のデザインはアメリカの建築家リチャード・マイヤーによるものでモダンでかなりイケてます。
美術館の前はスケボー練習の聖地になっており、若者たちが一生懸命スケボーを練習していました!
美術館の展示内容も下記の通り、洗練されています。
ちなみにここはミュージアムショップも秀逸で、訪れた際は是非立ち寄ってみて下さい。ここで一目ぼれした スペインブランドのVOLTA Mobiles (パリ発のブランドですが、製造はスペイン) のスタンドオーナメント(?)を買いました。帰国して自宅にも飾ってみましたが、new light pottery の照明とも相性抜群です。
(ご参考)
6. 夕食は Arroz negro!
この日の夕食は、どうしてもイカスミのパエリアが食べたかったので、当日イカスミのパエリアが美味しい店 (Miño) を探しだして突入しました!
イカ墨のパエリアは個人的にスペイン料理で一番好きです。このレストラン自身は少し観光客向けなのか、他のヨーロッパ圏からいらっしゃっているお客さんが非常に多かったです。バリバリ英語で接客されました。(頭の中がスペイン語モードだったので、とっさに英語に切り替えることができず、、スペイン語で対応してもらうことになりました汗)。ちなみにレストランやバルでスペイン語で会話したい方はこちらをご参考下さい。
イカスミのパエリアは、スペイン語でArroz negro と言います。直訳すると、黒い米。初めてアロスネグロを頼んだ時は、イカスミのパエリアとは知らず、名前の面白さで選びました。スペインで食べるアロスネグロは日本で食べるそれとは全くクオリティーが異なると思っています。
パエリア自体がそれなりの粘度があり、それにあわさるアリオリソースがまた味を格別にします (日本のパエリアはおこげがあってで非常に乾燥しているのに対して、スペインのそれはねちょっとしている傾向にあります)。
この店では海老のサラダ、huevos fritos (目玉焼きにイベリコハムとポテトを添えたもの), Arroz negroを頼みました。
海老のサラダはちょっと照り焼きっぽいソースがかかっていて、パイナップルの甘みと葉物類の苦味が絶妙にマッチしていて完成度の高い味です!Huevos Fritos はみたまんまの味ですが、安定。
そしてメインに頼んだアロスネグロですが、過去1のクオリティー出ました! 食感、噛むほどに染み出るイカの風味、青ネギのザクザク感たまりませんでした。また次回バルセロナに来る機会があったらこのアロスネグロを食べたいなと感じました!
食後は食後酒をサービスで頂き、そのままで徒歩でホテルに戻りました。
これで2日目の旅行記は終わりです。
次回の3日目は午後からポルトガルに移動するのですが、朝から欲張って色々お店を廻ったのでそのレポートをお届けします!
(当教室のHPはこちら)