温かい飲物、食道を下る
せっかくのバレンタインだというのに、頭痛がとんでもない。今日は病院で、久しぶりに混んでいたから、待合室のソファで爆睡した。診察を終えて、カフェベローチェにたどり着いた今も眠くて眠くて仕方がない。待合室で寝る前はこんなに頭痛くなかったんだけどな。寝る前に頭痛いのはよくあるけど、昼寝のあと頭が痛いのはあまり経験がない。
バレンタインといえば・・・という思い出は特にない。小さい頃はバレンタインというイベントに参加したいだけで、てきとうに人気の男の子に買ったチョコを渡していた。中学生の頃は、数少ない友人と惰性で友チョコ文化を守っていた。そんなもんだよ。
たまたま、メニューで目についたカフェモカを頼んだ。あったかいカフェラテにチョコソース、暖かい飲物がカサついた喉を通っていくのが快感である。そうか、水分不足だったのかもしれない。ベローチェはセルフでお水をもらえる、もらってこよう。
今読んでいる片岡義男の『洋食屋から歩いて5分』、大鍋で作られるミルクティーの話を読みながら、暖かいカフェモカを喉に流す。そういえば、去年のバレンタインは徹夜してバレンタインの短編を書いたな。明け方に完成して、「もうバレンタイン終わってるけどへへへ」なんてキャプションをつけてカクヨムに投稿したんだ。展開は悪くないけど、特に面白くない小説である。
今年は無理。今書いているものを毎日少しずつ進めるので精いっぱい。カフェモカの味が十分バレンタインをこなしてくれているから、もういいよ。『洋食屋から歩いて5分』、今度は風船ガムの話になった。幼少期、駄菓子屋で買ったイチゴ味の風船ガムを何個も口に含んで、風船をつくろうと躍起になってよく酸欠になったなと思い出す。眠気まなこで、文章を書いて読んで何かを思い出すのも、快感かもしれない。頭痛は辛いけど。
ここまで読んでくれた方、ありがとうございます。🧸