栞が見つからない
私の部屋にはブラックキャップが設置されているから、ゴキブリが出る心配はない。しかし食べカスが床に散らないように注意を払う必要はある。1人の人間の保つべきモラルのために。
今指から滑り落ちてカツーンと高速で跳ねて行ったピーナッツ、どこへ行ったんでしょうね。良いですよ、いずれ見つけますよ。そして捨てますよ。
先週、「そろそろ新刊出てるかも」と調べたらとっくに出版されていた『バーナード嬢曰く』の7巻(高校生が図書室でひたすら本の話をしている漫画)を読み、昨日は青山ブックセンターへ行った。読書欲の上がりようが目覚ましい。しばらく頭痛に悩まされてのめり込めなかったが、読みたい気持ちがそれを上回った。なんとか頭痛を誤魔化して本にかじりついている。
今日は1日雨で、2日連続で外出した疲れもありずっと家にいた。何度かフラッとジムに行こうかな?と考えもしたが、雨の日に汗だくになるのも嫌だし、腰が痛てぇから大人しくすることにする。今日は、活動した次の日だというのに昼間寝なかった。偉い。これも空白の時間を注げる情熱の矛先があった故であろう。ありがとう、読書。
それにしても手頃な栞が無い。今読んでいるのは本屋で買い求めた文庫本のはずだが、前ページパラパラしてみるも栞はなし。前に読んでいた本から栞を発掘‥‥‥あー、図書館に返した本だから部屋のどこかに置いてるはずだわ‥‥‥ねぇなあ。結果、街で見つけた気になる居酒屋の名刺(居酒屋の名刺ってなに?)を栞替わりにしている。
頭痛が酷くて、小さい文庫本を読むとき、うまく読むべき行にピントを合わせられない時がある。こういう時、栞で読んだ行を隠してスマートに読むのだが、居酒屋の名刺だと常に文章の隣に「きまぐれ酒場」なる厳つい文字が並ぶ。なんというか、気分が盛り上がらない。
机の上が乱雑だな。捨てられないけど特に居場所のない物がとりあえずで置かれている。それらの散らばりの中にあの新潮フェアの栞が混ざっていないだろうか。しばし探すも、見つからぬ。
今読んでいる短編を最後まで読むか、このまま眠気が来るまでスマホをいじるか、迷いどころ。栞は我が部屋の乱雑スポットその2、ベッドの周りにあると見た。明日気が向いたら探そう。
昼間に堪えた眠気を今こそ解放する時……おやすみなさい。
今日はここまで。
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