中学受験をした、その先〜女子学院に入って見えたリアルな世界〜
2月1日。
中学受験界隈では、運命を分かつ日。
このシーズンが近づくと、今だに、あの緊張感を思い出します。
私は、女子御三家の１つ、女子学院に入りました。
受験期は、どうしても目先の学習や偏差値に着目しがちですが、
【中学受験が終わった、その先に広がっていた世界】について、良いところも悪いところも、ありのままに、お話ししてみます。
中学受験について考えている、どこかの親子の参考になれば。
◇参考までに、私の学歴について
千葉県の市立小学校
↓中学受験（日能研）
女子学院中学・高校
↓大学受験（駿台）
筑波大学 生命環境学群
↓中退
ビジネス･ブレークスルー大学 経営学部
※かなりイレギュラーな進路だと思います。
職歴も変わっていますが、今回は端折ります。今は子育ての傍ら、小さな会社をやっています。
⚠️念の為…
これから書く内容はいち生徒から見たビューに過ぎず、非常に個人的です。同じ学校生活でも、まるで違った見方をする人もいたと思います。
リラックスして、軽い気持ちでご覧ください🌷
◆中学受験をして良かったこと３選
ここからは、「中学受験をして女子学院に入ったおかげで、こんなことが良かったよ！」というメリットについてお話しします。
①多感な青春時代を、受験に邪魔されない
中高一貫校に入るメリットは、高校受験をしないこと。
多感な青春時代を、各々が好きなことに没頭できる環境は、とても素晴らしいです。
ちなみに私は、部活に熱中しました。（マンドリン・ギター班）
大人数で1つの目標に向かって挑戦する団結感、人を動かす難しさ、受賞を逃した悔しさ、やり遂げた達成感、かけがえのない仲間との絆、みたいなものをたっっぷり味わえました。
この濃密な経験は、中高6年間で最も私に影響を与えていると思います。
②教養として宗教を自然に学べた＆自分と向き合えた
これはキリスト教校ならではですが・・・
8割が無宗教と言われる日本において、「宗教」を深く理解するのは、相当難しいことです。
でも、女子学院では毎朝15分の礼拝があったので、自然な形でキリスト教を体感できました。
さらに、中高生って毎日忙しく、重い悩みも多い中で、静かに自分と向き合う、哲学的な時間を持てたことは有り難かったです。
聖書の内容って実は、自己啓発に近いんです。
だから、毎日読み込むことは、精神的な成熟につながっていたと思います。
③いじめがない
これ、信じられないかもしれないですが、本当なんです。
「あの子は少し浮いてるかな？」くらいはありましたが、総じてクラスは平穏で、人間関係で困ったことはほぼありません。
なんていうか、“凪”って感じ。
派手な子もいれば地味な子もいて、キラキラ女子もいればオタクもいたけど、お互い否定も肯定もせず、うまい距離感で普通に共存していました。
いじめって本当に残酷なので、辛い思いをしなくて良い環境は、大きな価値だと思います。
◆中学受験をして微妙だったこと３選
ここからは逆に、中学受験をして女子学院に入ったせいで、あまり良くなかったことをお話しします。
①青春時代に恋愛ができない
女子学院で、恋愛をしている子はごく少数でした（たぶん数％）。
学外との交流もほぼ無く、かなり積極的に出会いを探さないと恋愛はできません。
とはいえ、年頃の女の子ですから、恋愛には憧れるので、それを制限させてしまう環境は不健全だと思いました。
実際、欲求不満を埋めるかのように、男性教師を猛烈に推したり、ジャニーズやアニメキャラに度を超えてハマる人も結構いました。
そして卒業後もネガティブな影響はしばらく続きます。
急に恋愛体質になり奔放になるタイプと、恋愛に拒否反応があり長くこじらせるタイプが一定数いました。
意図的に作られた同性だけの環境って、シンプルに不自然ですよね。
卒業後、異性の免疫ゼロで解き放たれて大きな失敗をするくらいなら、中高は共学が良いのでは？と思っています。
②狭く偏った世界で、世間知らずの18歳になった
”我が子を女子学院に入学させる層”となると、どうしても相当偏ってしまいます。
限定的な、特定の層としか関わらない6年を経ると、価値観や常識が偏ってしまうのは否めないと思います。
実際、女子学院を卒業した直後の私は、とても世間知らずでした。
女子学院って、”自由な校風”という割に、課外活動やバイトは禁止なんですよね。
好奇心が強く外向性が高い私にとっては、（自分でも気づかないうちに）鳥籠に入れられていた感じでした。
（そのおかげで、未熟な若い女子が守られていたとも思いますが。）
私は地方の国立大学に進学したので、周りの同級生の層が一気に広がって、これまで居た世界がいかに狭かったか気づき、大変な衝撃を受けました。
③周囲との格差を痛感した
同級生がおおむねお金持ちで、日常的に格差を感じていました。
そのせいで揶揄われるとかは全くないんですが、些細な違いから、やり場のない思いをすることは結構ありましたね。
お小遣いの金額の差に始まり、服や持ち物も違いましたし、打ち上げの飲食店の価格帯も合いませんでした。
あとは、選べる進路の差も大きかったです。
私は医学部志望だったのですが、「家から通える国立」が条件で、結局学力が追いつかず、学部を変えることで妥協してしまいました。
一方で、周りは平気で私立医学部を目指せる人が多く、「地方や私立でも良いなら未来は変わったのに」と悔しい気持ちは抱いていましたね。
一般的には相当お金をかけてもらった方だと自覚していますが、それでも女子学院においては格差を感じたので、身の丈に合わない学費をギリギリ払う場合、親子ともにしんどいかもしれません。
◆女子学院の生徒で印象的だったこと３選
①純朴でピュア
良い意味で、素朴な人が多いです。
ギラギラ、メラメラしてる人が全然いません。
ほんと素朴にありのままで生きている感じ。
恵まれた家庭環境が、余裕を作り出しているのだろうと思います。
②お金の解像度が低く、無頓着
年収とか、学費とか、お金のことを皆、気にしてないんです。
うまく説明できないのですが、俗っぽいこと（例えば日本の平均年収はいくらだとか）に無頓着な人が多かったです。
たまに「あの子は飛び抜けてお金持ちだよね」って話題はありましたが、普通の子達も、みんなお金には困っていません。
親の財力があって、不自由なく過ごせる環境だからでしょうね。
そして本人たちが社会人になっても、やはりエリートなのでシンプルに収入が多く、大人になってもこの雰囲気は変わりません。
③”超人”が結構いる
「天は二物を与えず」と言いますが、二物も三物も与えられている人が結構いて、シンプルにすごかったです。
トップ層になると、逆に「勉強だけのガリ勉」みたいな人があんまりいないんです。めちゃくちゃ勉強ができる上に、性格も良かったり、音楽や運動もできたり、何ヶ国語も喋れたり。
ちなみに、私が一緒に帰っていた友人は、勉強しなくても成績が良いタイプで（当たり前のように東大に入ってました）、ピアノも超上手で、語学も堪能、お弁当も自分で作っていて、年の離れた妹の送迎までこなしていました。
こういう”超人”が、結構な割合で存在することに驚きました。
彼女らと出会えたおかげで、天狗にならずに済みました。
（地元の小学校では１番が当たり前だったので、良い意味でへし折られました。）
逆に、辛かったこととしては、”オリジナルのスペックの差”というか、”圧倒的に敵わない壁”みたいなものを受け入れざるを得ず、その過程はしんどかったかなと思います。
◆最後に：中学受験の一番の意義
ここまで、かなり赤裸々に語ってきましたが…
私が思う中学受験をして一番良かったことは、”繋がり”です。
特に私は起業して1人で事業をやっているので、色々な場面で、色々な分野のプロを頼りたい思うことがあります。
そんな時、女子学院の卒業生は多方面でプロフェッショナルになっていますから、利害関係のない繋がりを持てることは、大変ありがたいです。
ちなみに、28歳時点で、同級生で起業している人はほぼいません。
そのため、友人たちも私の話は新鮮らしく、興味深く聞いてくれます。
互いの活躍を、利害関係なくフラットに応援し合えるのって、良いですよね。
すごく嬉しいことに、社会人になってから、疎遠だった同級生と思わぬ形で再会して、急激に仲良くなったりもします。
さらに意気投合して、仕事で関われることになったりも！
そんなご縁がつながるのが、個人的には、中学受験をするいちばんの意義だと思っています。
◆ちょっとだけPR：
女子学院のつながりで生まれた「こどもプロテイン」
↑ちょっと大袈裟なタイトルですが。笑
息子の好き嫌いに悩んだ私は、必要な栄養が1つで完結する「子どもの完全食」を開発しました。
それが「ママキュア完全栄養こどもプロテイン」です。
勉強はあまり得意ではなく、女子学院でもついていくのに必死でしたが、新規事業開発はとても好きです（たぶん向いてた）。
そんな私は、常日頃から、「日本中のママ・パパがイキイキ子育てできる社会の実現」を考えています。
息子の偏食をキッカケに、凝り性な私は、かな〜り市場調査をしましたが、どうにも良い商品が見つからない…
という訳で、我が子に毎日あげたい、一生使い続けたい、そんな最高の商品を自分で作ってしまいました。
概要をお話しすると…
💯ココア味のパウダー。味は自信アリ！
💯水や牛乳と割るだけ。手軽！🥛
💯1杯のめば、1食分のタンパク質・ビタミン11種・ミネラル4種がとれる。
💯人工甘味料や香料、砂糖が不使用！！
💯7種の野菜入り！🥬
💯1才から大人まで飲める！
💯大容量350gで4,580円。コスパが最高！
医師・管理栄養士の監修が入っているのですが、もちろん女子学院時代のつながり。特にお医者さんの友達は多く、みんな助けてくれました😭！
◆合格するための栄養摂取〜受験生は「こどもプロテイン」を活用しよう〜
意識の高い親御さんはご存知かもしれませんが、タンパク質や各種ビタミン・ミネラルは、志望校合格に切っても切り離せません。
・朝イチ、勉強に集中できない
・勉強中、眠くなってしまう
・記憶力がイマイチ
・夜まで体力が持たず、疲れやすい
・学校から塾へ直行するので、簡単なものしか食べられない
この辺りの問題は全て、栄養のアプローチが有効な可能性があります。
例えば、朝食に炭水化物だけでなくタンパク質を加えると、自律神経が整って日中勉強に集中しやすくなったり、夜は質の良い睡眠を取れたりします。
鉄分も超重要で、不足すると集中力が低下してボーッとしたりしますね。
こういう大事な栄養を、１つ１つプロが計算してくれて、たっぷり網羅的に配合しているのが「ママキュア完全栄養こどもプロテイン」です。
親が一生懸命料理をするより、よっぽど簡単に、完璧な栄養が摂取できちゃう、優れもの。
忙しい現代の受験生親子にとって、お守り的な存在になると思います。
気になる方は、ぜひママキュアオンラインストア（自作サイトです）へ、遊びにきてくださいね。
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