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『4F.』




推しは推せるときに推せ

この言葉は僕の胸を貫いて
抜けてはくれず、刺さったり抜けようとしたり
そうやって僕の心を揺さぶる


くらやみのなか

僕の生きている場所の酸素を減らすことしかできない

そんな僕の希望だった、

締め切ったカーテンに囲まれた部屋の隅で

決して大きくはないパソコンの画面

あなたは音楽を、音楽を

僕はそんなあなたの闇と光に救われた

いとも簡単に救われた


目を閉じても流れ込んでくる
僕の大好きなあなたの、
耳をふさいでも
僕の大好きなあなたは

僕が少しでも足を運び
あなたに還元できなかったそれらは
僕には重たすぎて
持て余してしまって

ああなんであのとき、僕は生きていられなかったんだ
そう悔やむことしかできない
だけど
未だ
未だに救われている


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