THE FIRST SLAM DUNKが良すぎたという日記
年末、実家に帰ったらスラムダンクが全巻揃っていた。もちろんこの度の映画を観るために、家族が買い揃えたものだった。
それを私は、2日で読み切ってしまった。ちょっと興味があるくらいだったのに、続きが気になってしまって止まらなかったのだ。それでも日中は大掃除をしていたのだから褒めて欲しいくらい(誰に)
さて、今日はそんな私がただただ映画スラムダンクが良かったと話すだけの日記である。なんならネタバレする可能性しかない。嫌な方は絶対に読まないでいただきたい。そして今すぐに映画館に駆け込んで、あの瞬間を目の当たりにするべきだ。
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さて、我が家はみんながにわかバスケファンというわけではない。私は完全に初心者であることは間違いないし、スポーツの中で部活で一番かっこいいのはバスケ部と中学の頃から思っていたけれど、ただ思っていただけ。レイアップシュートもできない。
一方父親が、度がつくほどのバスケ好きだ。学生時代にはバスケ部で鬼のような練習をし、大学になってからもよく高校に乗り込んでやっていたらしい。
妹がバスケ部に入った時には大はしゃぎで庭に家庭用のバスケットコートを立てたのだけれど、猫が怖がるからと隣のおばあちゃんに止められてしまった時には一番しゅんとしていた。今でもSwitchで何かしているなと思うと、NBAのゲームだったりする。
妹は中学の時にバスケ部だったけれど、そこまでプロの試合に興味はないみたい。でも妹が漫画を集めようと言い出したらしいのだ。まだ読み終わっていないらしいけど。
私が漫画にどハマりしたら、父が嬉しそうに近寄ってくるのでネタバレさせないようにするのが大変だった。今どこ〜?桜木はどんなだ?としょっちゅう聞いてくるので、すぐに読み切る必要があった。
そんなふうにして、2023になる瞬間も、私はスラムダンクと一緒にいた。なんなら、読んでいた。
素晴らしく鼓動の早まる年明け!ちょうど山王戦の時だった。
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さて、そんなこんなで興奮覚めやらぬ年始に、一刻も早く映画を見たいという気持ちに駆られていた。なにしろ、私が良さに気づく結構前から上映されているのは知っていたので、すぐ終わらないにしろ悠長なことを言っていられない。
ちなみに私の推しは赤木さんとリョータである。赤木さんの柱のようないでたち、そしてリョータのちっちゃくてほっとけなくて真っ直ぐな感じたまんないな。
映画には恋人を誘って行ってきた。年末には相手から誘われても興味なさげだったのに、年が明けてから突然日程を抑えてチケットを取ってしまった彼女の変わりように、驚きを隠せないようだった。私もびっくりしてるもんね。
お互い事前情報はなし。とにかくいいらしいとだけ知って始まった開始早々、イラストのタッチで増えていく登場人物に胸熱に。
ていうか、リョータくん!?!?そんな過去があったのか、というか君が主人公なのか、えええええええ泣いたああああああ。
はい、親戚のおじさんに、3回泣いたと言われていたけれど、私も2回がっつり泣いてしまって鼻水とか出てた。ぎりぎり嗚咽漏れなくてよかった。
おそらく多くの人の想像の通り、もっと宮城リョータを好きになって映画館を後にしました。余韻が変な方向に傾いて、渋谷でスキップとかする勢いだった。
なんなら、スポーツって良すぎる!と同行者には引かれるくらいの勢いで何度か突発的に話し出したりした。ちょっとおかしくなってしまっている。
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ひと試合を丸ごと描き切る構成とか、最後の数秒間の息が止まるような描写とか、恐ろしく構成力、緩急のある映画。
2時間以上の大作だと感じさせないほど引き込まれ、投げ出された感じ。
本当に年末に漫画を読んでおいてよかった。映画だけでも十分ひきこまれるけれど、特に桜木花道の活躍とか、1年コンビの対立とか、みっちゃんの粘りとか、前の試合での出来事とか、背景をより知っておけたことで楽しめた部分もあったと思う。
良すぎた。
この一言に尽きる、良い映画体験だった。
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