見出し画像

越後湯沢の清津峡に日帰りひとり旅に行ってきた

よし、越後行こう。

そんなわけで前日に行き先を決めて、23時に清津峡の入場チケットだけを買いました。日帰り旅行も久しぶり。国家資格の試験が終わったご褒美に、新幹線のチケットも取らずに家を出たのでした。

越後湯沢まで、東京からの体感はあっという間でした。ご褒美なので、まずやりたいこと。それは温泉に入ること。ホームページで事前に調べていた旅館では塩対応をされてしまい、駅まで戻る途中に見つけた「いなもと」さんにお邪魔することに。

熱いお湯に浸かり、駅に着いた時に驚いた寒さを少しほぐしていきます。温泉、やっぱり最高だなあ。次はもっとゆっくり、露天も楽しめる場所を見つけて宿泊したりしたいですね。

さて、1日に4本のバスに乗り込み、雨の中を進みます。清津峡は渓谷なので、ゆっくりと曲がった道を山の上まで登っていきます。

やっと入坑口の近くまでやってきたけれど、めちゃくちゃな雨。そしてバスの時間の関係で1時間早く着いたので、ご飯を食べて待つことにします。晴れていたら、路線バスで清津峡まで行き、雪ふる食堂で食べてから30分ほど歩いて移動でもいいかも。

雨でなるべく歩きたくない気分だったので、ワンマイルバスに乗り換えてやってきたのです。温かい山菜そばを食べ、ざーざー降る雨にさすがにびびりながら、雨宿りも兼ねて過ごしました。家族で経営しているのか、アットホームな食堂感がすごかったです。

時間潰しと暖を取るために、入り口からすぐそばのショップにも立ち寄りました。お土産ものが沢山あるのですが、私が気に入ったのは2階の足湯。これも作品群のひとつだそうで、天窓から入ってくる光と、空間に満ちる硫黄のにおいを感じる場所でした。

足湯は冷えた雨の日にちょうどよく温かくて、めちゃくちゃ気持ちよかったです。ただ、土日の晴れの日とかは混むんじゃないかな、とも思いました。そんなに広くはないスペースなので、譲り合いが必須ですね。

さて、先ほどのお店から1分足らずで入坑口へ。ここからはチケットが必要です。ここから気軽に外の景色を見ることができなくなるのですが、コンクリートに囲まれた中で奥の方から不思議な音が聞こえてきて、色づく光に何やら焦る気持ちに駆られます。

怖いのです。ここで何か自然災害が起きたら、もう帰ることはできないだろうなという感じ。すれ違った女の子が歌っている歌がやけに響くな、と思っていたら、それはトンネルのさらに奥から聞こえていたのでした。

赤い光は、私の心をさらに煽るようでした。人が光に左右されるというのは本当なんだな、となんとなく感じます。そして、急に現れる見晴所。赤黒い洞窟から抜け出し、外の空気を吸った感じ。大きく深呼吸です。

そしてまた、暗い光の中に入ります。写真映えするスポットのイメージが強いですが、ここは閉所恐怖症の人はちょっと怖いかもしれません。

第2、第3の見晴所は、それぞれモノトーンのストライプ、オレンジと鏡のデザインを楽しめます。私はオレンジの光が好きでした。そして最後の青い光。これはまたしても結構怖かったです。

青いトンネルがカーブし始めたら、水鏡までもうすぐです。雨だったということで、外の色彩はあまり感じられないのはちょっと残念。でも、寒さに追い打ちをかける雨だったので、水に入りたがる人がいませんでした。そういう意味では、ポスターのような写真も撮れました。

水深は、結構深そう。夏には水に浸かりながらも撮影に勤しむ人がいるらしいのですが、今回は一人もいませんでした。あとは、綺麗な写真を撮るには、中央から撮るのがポイントみたいです。

帰りは、路線バスのバス停まで歩くことにしました。約30分。雨じゃなかったらもっと心地よかったかもしれません。あとは、道が狭くて観光バスがすれ違うとちょっと怖いような場所もあるので、暗くなってからは歩かない方がいいと思います。

こうしてまた越後湯沢駅までバスに揺られます。帰りは気づかないうちに眠っていました。夜に東京で予定があったので、あまり長居せずに帰ることにします。お土産は柿の種。新潟銘菓らしいです。

日帰りの一人旅、楽しかったです。越後湯沢が案外近いことも今回の発見でした。今までなんとなく遠いと思っていたところが、東京から1時間ほどだと急に身近に思えます。いい気分転換にもなりました。さて、11月も旅行三昧。急に寒くなってきたので、体調に気をつけて過ごしましょうね。



いいなと思ったら応援しよう!

mayu
ここまで読んでいただいた方、ありがとうございます。 スキやシェアやサポートが続ける励みになっています。もしサポートいただけたら、自分へのご褒美で甘いものか本を買います。

この記事が参加している募集