逆境のクリエイティブシンキング Vol.01
「逆境の中にこそ、勝機あり」
どうも、読んで頂きありがとうございます。
いつも明るく前向きに のムジョーです。
終わりの見えないコロナ禍。
VUCAなどといわれ、世の中の目まぐるしく変化に、将来に不安を感じている人も多いかと思います。
「逆境の中に勝機あり」 過去、奇跡のような大逆転をした例は色々あります。
こんな時代だからこそ、先人に学び、いかに逆境を乗り越えるかという勝ちパターンを探していきたいと思います。
今回は、「シルエット」のお話をしたいと思います。
シルエットとは?
元々は18世紀ヨーロッパに起った、黒い紙を切り取って人物の横顔を表現した切絵に対して用いられた言葉で、そこから明るい背景に対して事物が黒く塗りつぶされて見えるような光景や、物の形そのものを言い表す語として用いられるようになった。服飾では、着装時の服の輪郭や、服そのもののデザインを言い表す語として使われている。(出典:Wikipedia)
私の趣味の一つに写真があります。
その中でも夕日の中、被写体のシルエットを映し出すことが好きです。
そんなシルエットという言葉ですが、語源は人の名前だったことを知っている人は意外と少ないのではないでしょうか?
エティエンヌ・ド・シルエット
1709年7月5日 - 1767年1月20日
フランス王国ブルボン朝の貴族。
ルイ15世の下で財務総監(財務大臣)を務めた。
先代のルイ14世の時代、フランスは対外戦争が活発した。
結果、戦費によって財政難に陥いったそうです。
シルエットは、フランスの財政難の時代にこの局面を任されましたが、
贅沢を戒めよと説くばかりで、国民からは無能大臣と呼ばれました。
そんなシルエットですが、質素倹約には自ら励み
肖像画も影絵によるものとしたそうです。
この技法こそが、今にも伝わる「シルエット」となったのです。
(語源には所説ありますが、説の一つとしてこの話があります。)
選択と集中・欠損を埋める出なく、際立たせる
始まりは財政難による節約だったかもしれませんが、この時生まれた表現が300年以上も伝わる言葉になったかと思うと感慨ぶ買い物があります。
今回、私が思ったのは、財政難によって絵描きのリソース不足(絵具・時間など?)のときに、何を選択し、集中するかということが、事業経営といった大きな枠組みだけでなく、絵という小さな事象・表現にも効果的であったという事です。
この考え方には、まだまだ応用が利きそうな気がしています。
歴史に残る様なアイデア(勝機)が眠っているかもしれませんね。