見出し画像

砂糖に代わる低カロリー甘味料は?

血糖値スパイク

白砂糖の害については近年知られていると思いますが、
果たして具体的に砂糖の何が体に悪影響なのでしょうか?
「血糖値スパイク」という言葉を耳にしたことはありますか?
これは糖を摂取した際血糖値が急上昇し、
その後インスリンの働きにより
血糖値がジェットコースターのように急降下することを指します。
これは身体にとって非常に負担がかかります。

人類と糖の長い歴史

元々人類は何万年もの間飢餓の時期がありました。
その時代にとってとは非常に貴重なエネルギー源であり、命の源でした。
ところが飽食の時代、現代では
食べ物がいつでも手に入り、
身体では処理し切れない程の糖を急激に摂取した際
処理することが出来ない為、
緊急でインスリンというホルモンを出し、
血糖値を急激に下げているのです。
血糖値は通常、高くもなく低くもない一定の数値を保っていますが、
過度な高血糖過度な低血糖
身体にとってかなり負担がかかります。
悪化すると血糖値のコントロールが出来ない
糖尿病にかかってしまいます。
この血糖値スパイクが近年
精神崩壊(メンタルブレイク)と
強く関係していることが分かっています。
現代の精白された白砂糖や、
清涼飲料水に使われる果糖ぶどう糖液糖
急激に血糖値を乱降下させます。

注目される砂糖の代用甘味料

では砂糖の代わりに何を摂ればいいでしょう?
糖は人類にとって必要不可欠なもの。
大切なのは質です。
甘酒、黒糖、はちみつやメープルシロップもいいですが、
やはりカロリーは高いです。
吸収されにくく、体から排出される甘味料が
今、注目されています。

人工甘味料の害

しかし、だからといって人工甘味料に頼るのは危険です。
カロリー0と書かれた商品の裏に
これらの名前があった場合、要注意です。

・アセスルファムK
・サッカリン
・アスパルテーム(フェニルアラニン化合物)
・スクラロース
・ネオテーム
・アドバンテーム

アスパルテームは体内で劇物であるメチルアルコールを発生させるほか、
これらの人工甘味料は肝臓に蓄積し、
体外へ排出されないと言われています。
人工甘味料は自然界に存在せず、
人体に必要のない物質です。
くれぐれもご注意下さい。

安全性の高い低カロリー天然甘味料

元々自然界に存在する天然甘味料は
安全性が高いものが多いです。

ステビア

ステビアは古くから栽培されてきた植物で、
砂糖の50~300倍の甘味があります。
カロリーはゼロで人体に全く吸収されず、排出されていきます。
KALDIのステビアで味付けした砂糖不使用のチョコは
砂糖不使用とは思えない甘味があり美味しいですよ。

エリスリトール

糖アルコールであるエリスリトール。
こちらもカロリーは0。
果物や発酵食品に自然に含まれています。
最近では様々なカロリーオフ食品に使われているので
目にする機会が多いのではないでしょうか。
清涼感のある爽やかな甘味があります。

羅漢果

羅漢果(ラカンカ)は古代中国で栽培されてきた果物。
モグロシドVという配糖体が
甘味を持ちつつも体内に吸収されないとして
注目されているようです。
最近では「ラカント」という甘味料として販売されていますね。
主成分はエリスリトールで、
羅漢果のエキスを使用しているようです。

マルチトール

カロリーは砂糖の半分。
マルトース(麦芽糖)還元という処理を行うと
マルチトール(還元麦芽糖)という糖アルコールに変化します。
マルチトール入りのチョコレートを食べたことがありますが、
砂糖に近い自然な甘味だと思います。

キシリトール

歯磨き粉などでよく耳にするキシリトール。
糖アルコールの一つで、
スースーした清涼感があります。
虫歯の原因にならず歯にもいいとのことで
ガムや歯磨き粉に使われています。
自然界ではミントレタスに含まれています。

果糖

果糖は果物によく含まれる単糖。
GI値(グリセミック・インデックス値)という、
糖が吸収される速度はぶどう糖が100として、
果糖は19とかなり低め。
果糖飲みで作られた低カロリーシロップが販売されています。
果糖で味付けされたプロテインバーを食べたことがあるのですが
砂糖のように甘いのに吸収がゆっくりで
個人的には一番好きです。

ソーマチン

ソーマチンはウコンに含まれる糖蛋白で、
砂糖の2000倍甘いです。
名前を聞いたことがある人はまだ少ないかもしれません。
最近ゼロカロリーの羊羹に使われているのを見ました。
今注目の低カロリー甘味料です。

ソルビトール

ソルビトールはグルコース(ぶどう糖)を
還元処理することで得られる、
最も一般的な糖アルコールの一種。
清涼感のある甘味がある為、
歯磨き粉の香味料に使われていることが多いです。

甘草

甘草は漢方薬として使われてきた植物。
グリチルリチンという配糖体が甘味成分です。
後に引く甘さなので醤油などに使われていることが多いです。
保湿成分としてシャンプーにも使われています。

パラチノース

二糖類の一種で、砂糖の代わりにお菓子作りに使われたりします。
ゆっくりと吸収されていきます。

アラビノース

ビートや味噌に含まれる五炭糖。
アラビノシュガーという名前で砂糖の代用品として販売されています。

オリゴ糖

オリゴ糖シロップは薬局などで安価で大量に購入できます。
イソマルトオリゴ糖やフラクトオリゴ糖、乳果オリゴ糖など
様々な種類があります。
甘味は少なめですが砂糖と併用し上手く活用できます。
また、腸内細菌の餌にもなり、腸活にもオススメ。
イソマルトオリゴ糖の方が安価ですが
フラクトオリゴ糖の方が味は美味しいです。

希少糖シロップ

マンノース、アロース、プシコース、
ソルボース、タガトース、キシロース…等
自然界に数が少ない希少な糖を集めた希少糖シロップ。
高いですが、「夢の糖質」として注目されているようです。

アガペシロップ

マクロビオティック界隈で大人気のアガペシロップは、
低GIでしっかり甘い。
主成分は果糖です。

ココナッツシュガー

砂糖の中でもダントツでGI値の低いココナッツシュガー。
てんさい糖やきび糖より低いです。
LAWSONのココナッツチップチョコは
ココナッツシュガーが使われています。

いかがだったでしょうか?
使用用途に合わせて使い分ければ
砂糖はもう必要ありません。
ローカーボな絶品甘味ライフをお過ごし下さい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?