低く飛ぶ飛行機と立ち止まる私(20220726)
飛行機が低く飛んでいると感じた。
そう感じたことに意味は薄いのだと思う。ただ確かにそう思ったのだ。
今日はひどい雨の1日だった。
眠りは浅く、どこか雨の匂いを嗅いだ朝だった。
最寄り駅に着いた途端私を迎えたのは折り畳み傘では到底太刀打ちできない強雨。
私の肩は瞬く間に濡れた。しかし、考えてみればそれだけだった。
足は靴下まで濡れた。腕には水滴が付き、雨の足跡を残していた。鞄は湿り気を纏いながらも、中の書類を守った。
だが、それで済んだのである。このことを不運に捉える方もいる