赤裸々日記【ボランティア編③】
児童養護施設の子供たちの支援NPO法人団体のメンバーとなりファシリテーターとして行った、第二回目の活動を記録する。
活動の経過と、わたしのボランティアを通しての成長・変化を後に振り返ることのできるよう記しておく。
わたしの生活の進歩に伴う心の動きとこのボランティアでの学びがどのように私の生き方に紐づき、何に気付き、どう役立てていくかの可視化も狙い。
以下は、この法人を支援してくださる方への近況報告としての役割を持つ活動レポート↓
このように支援者の方々へ、彼らのサポートがどのような形を成して昇華されているか言語化し、まとめることで彼ら自身の「お金の使い道」=「価値を感じる対象」の再認知にも繋がる。
間接的な方法を取った支援でも、こうしてサポートが形になると直接携わっている、力になっている実感が湧き、自己活用感にもなる。
第2回「ハンバーガー会議」
第1回のコミュニケーションというテーマに次ぐ
2回目。
来春から新生活をスタートさせる高校生への生活に役立つ知識を「ワンステップ・セミナー🧠」と称し行いつつ、この活動の肝となる本質的部分
【繋がり・信頼の獲得】
を達成するため、高校生に楽しんでもらえるアクティビティを加える。
「みんなで料理!!」
”自炊のススメ”というプチ講座も含め、今回は【食】について考え、触れてみるというのが目的。
会議&プレゼン
各グループ(3〜4人)それぞれに振られた〝お題〟に沿ったハンバーガー🍔を創造し、ポスターを作り魅力的に見えるよう、全体に向けプレゼンする。
お題は、様々で、
「ペットのゴジラの誕生日ハンバーガー」
「究極のサイエンス最先端ハンバーガー」etc..
各グループ、コミュニケーションを取りながら
思い思いのバーガーのアイデアを、ネーム、イラスト、こだわり、シチュエーションなど細かく設定していく。
それぞれが得意な分野を活かし、プレゼンまで進めた。
割と物静かで、他者と波長を合わせ、聞き役に回ることが多い子が、ハンバーガー会議の際、
「具材に人肉を入れるか」との発言をした子に対し、自己主張(倫理的に考えて発言)する場面が見られた事が新しい発見だった。
カニバリズムやん。
その子に、↓下の著書を読んで知ったのかと問うたが知らないようだった。
どこで人肉食を知ったのだろう。(そんな事どうでもいいけど)
ロバート・K・レスラー「FBI心理分析官―異常殺人者たちの素顔に迫る衝撃の手記」
FBI行動科学課の特別捜査官ロバートが、心理的欲求を満たすこと・快楽を得るため連続殺人を犯すシリアルキラーなどの異常殺人犯たちへの直接の対談を通して、彼らをプロファイリングした手記。
著者は、猟奇殺人が描かれた有名な映画「羊たちの沈黙」のモデルになったそう。(このあたりの話はどうでもいい)
調理へ
会議後は、いよいよ調理に入る。
「てりやきバーガー🐏」
「フィッシュバーガー🐠」
「ハンバーグチーズバーガー🧀」
3種類のバーガーを作った。
今回のファシリでは、高校生たちの得意なこと、好きなことが見え、また全体的に打ち解けてきた印象で、笑い声も絶えず満足してもらえた様子。
包丁を使って料理することが好きな子。
「なんか切りたい 包丁使うものありますか」と自ら積極的に料理に携わりたいという意思が見えた子。
美味しいものが好きで、私との大食い競争に挑んできた子。
など、得意なこと好きなことについては自己開示し、よく話してくれ、皆でワイワイ何かをすることを楽む姿が印象的だった。
こうして、仲間と沢山笑い、リラックスし安心できるコミュニティが在る事で救われるだろう。
みんなで美味しい、美味しいとモリモリ食べた後。
料理教室を開講されたりと、食にまつわることで活動されている方に来て頂き、食と、自炊の大切さを丁寧に話して頂いた。
食に関わる仕事には、様々な職種があること。
健康で生きていくためには日々の食事を整えること。
若い今、それがゆくゆくは医者いらずの体作りになるので少し高くても 良い食材を(選べるならば)選ぶこと、自炊をすること。
そうして、将来の自分への投資をしていく。
自分を大切に扱うことを熱心に説いてくださった。
みんな、どうかな。自炊するかな〜☺️
今しなくても、いつかきっと役に立つだろう。
ファシリを終えて
私自身、とても楽しんだ。
楽しめたことが、高校生にも伝わり、また高校生たちの「楽しい」気持ちも伝染して行く…というように相互にポジティブな感情が作用し合い、とても活気あふれるいい雰囲気、有意義なセミナーだったと感じる。
最後はタイタッチをしてくれた子も居て、笑顔で帰っていったのがとても嬉しかった。
他のサポーターさんや運営の方々、調理の先生、高校生のおかげでただただ楽しむ役回りをさせて頂いた。
ありがとう。
今後、
自炊・調理の仕方、料理の基本などを実践する(学ぶ)機会が作れたら、高校生たちのいい経験になると感じた。
今は実践できなくとも、将来どこかの場面で役立つことがあるかも知れないので、いつかそのようなセミナーで支援出来たらと考えた。
分子栄養学の知識も、高校生たちのニーズに合わせた情報を、ポイントを絞り、面白く伝えられたらとも。
活動場所は、競技場や障害者施設など併設しており、敷地がとんでもなく広かった。
外篇 〜 二面性 〜
“ある子の発言が一貫していない”と
その点のみを指摘する方がいらした。
わたしが精神病施設に居た時、医療チームの会話が漏れ聞こえており、その時
「あの子は二枚舌だから信用ならない」
「重症だ」
と。
同じ“患者”(という概念)から見たその子は、確かに人により言うことが違った。
しかしそれは、彼女なりの自己防衛・生きていく術として身につけた技と私は捉えていた。
それが、「パーソナリティ障害」と位置づけられるのならば、パーソナリティ障害を治そうと必死になってる医師、カウンセラー、治療施設の方たちは言ってしまえばみんなパーソナリティ障害なのだ。
世間一般、或いは治療者の価値観に当てはまらない人が異色に映るのは当然で、それは単なる「個性」であって病気や障害ではない。
アドルフ・グッゲンビュール・クレイグ(スイスの精神医学者)の言う【障害元型】の考え方。
誰ひとり完全な人間など居ない。
皆至らない部分、欠陥がある。
そこだけにフォーカスして治そうとか、克服しようとするから混乱が起こる。
ただ自分の欠陥を受容し、他者と互いに補い、支え合いながら
“欠陥を持ったまま自分らしく生きていく”
だから、前述した “二面性” を持つ子。
それに関しては対して問題視する必要はない。
問題点 発掘しようとすると見る人によって欠点というものは変わっていくからキリがない。
それよりも、良いところを見て、そして一緒になって笑って生きていきたいと私は思う。
それぞれ、好きなことをすればいい。
そうしたら、自然と世界は回っていく。
何もしなくても自転公転してるけど。
長くなるので、この辺りはまた今度ブログに改めて、自身の経験と学びと合わせて記す事にする。