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子どもの発達障害で気づいた、私たち夫婦の発達障害的特徴
発達障害と親の自覚
発達障害の診断数は年々増えていますが、その原因はまだ完全には解明されていません。
特に「発達障害と遺伝の関係」は、親として気になるところではないでしょうか?
遺伝の確率が何%かといった話はいったん置いておいて、
この記事では 「発達障害児の親が自覚する、自らの発達障害的特徴」 について書いていきます。
子どもを通じて、自分の特性に気づく
私も妻も、発達障害の診断を受けたことはありません。
しかし、子どもが発達障害だと分かったとき、ふと 「もしかして自分も?」 と思うようになりました。
実際、私たちは普段の生活の中で、
・物をなくしやすい
・話が途中で飛ぶ
・片付けが苦手
といった特徴をよく感じます。
こうした特性を振り返りながら、まずは私自身のことから見ていきます。
私の発達障害的特徴【ADHD】
① 注意欠如:とにかく忘れっぽい
私はとにかく物をなくします。
ただ、妻に聞くとだいたい見つかるので、もはや 「探す前に妻に聞く」が習慣 になっています。笑
片付けも苦手です。妻と一緒に暮らしていると何とかなるのですが、一人になると途端たがが外れたかのようにやらなくなってしまいます。
② 多動傾向:思考が次々に飛ぶ
仕事中でも別のことを考えてしまったり、思いついたらすぐ行動してしまいます。
毎日noteを更新し続けられているのも、この多動性が影響しているのかもしれません。
診断は受けていませんが、自分にADHD的な傾向があることは自覚しています。
妻の発達障害的特徴【ADHD】
「話の途中で、突然違う話題に飛ぶ」 という経験はありませんか?
私は妻との会話で、しょっちゅうそれを経験します。
話の流れとは関係なく、自分が気になったことを思い出した瞬間に話題が変わります。
急に全力で右ハンドルを切ったと思ったら、何もなかったかのようにすぐに元に戻るような。笑
そのため、私は自然と聞き役に回ることが多くなりました。
ところが、以前妻を交えて友人と飲みに行った際、あまりにも私がよく喋っていたせいか、
「私との会話は楽しくないってこと?」
とキレられたことがあります。笑
人の話を最後まで聞くのが苦手なのも、ADHD的な特徴の一つかもしれません。
ASD的な自覚はある?
一方で、ASD的な特徴については、私も妻もあまり自覚がありません。
強いて言えば、どちらもやや人見知りなところでしょうか?
ただ、最低限の人付き合いはできていますし、特に困ることはありません。
しかし、子どもの頃にASD的な傾向があっても、大人になるにつれて目立ちにくくなるケースもあるそうです。
なぜASD傾向が目立たなくなるのか?
✅ ① 経験を積んで社会のルールを学ぶ
大人になるにつれて、場面ごとの適切な対応を学び、自然と身についていくことがあります。
✅ ② 自分に合った環境を選べるようになる
学校のような画一的な環境では生きづらかった人も、大人になると自分に合った仕事や生活スタイルを選べるようになります。
✅ ③ 周囲の捉え方が変わる
例えば 「一人でいるのが好き」 という特性は、子どもの頃は「友達がいない」と心配されがちですが、大人になると 「一人が好きな人」 として受け入れられやすくなります。
✅ ④ 社会的スキルが身につく
ASDの人は、自然にではなく 「意識的に」 コミュニケーションスキルを学ぶことがあります。
経験や本、観察を通じて、挨拶や相槌の打ち方、適切な距離感などを身につけます。
私も妻も、自覚がないだけでASD的傾向がもしかしたらあったという可能性もあります。
特性を知ることは「生きやすくなる第一歩」
こうして振り返ってみると、私も妻も ADHDの傾向は間違いなくある と思います。笑
でも、それが分かったところで 「だから何だよ」 っていう話です。
それで子どもの障害が変わるわけではないし、
私たち自身の性格が変わるわけでもない。
むしろ、「特性を自覚すること」は、自分自身を理解し、より生きやすくなるための第一歩 なのかもしれません。
私たちは私たちのままでいいし、子どももまた、そのままで素晴らしい存在です。
大切なのは、特性を受け入れ、それに合った工夫をしながら、より良い日々を作っていくことなのではないでしょうか。
以上、私たち夫婦の発達障害的特徴のお話でした。
ではまた!!
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