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傷ついたインナーチャイルド
カウンセリング中クライアントさんが
【過去の自分】に会いに行くことがあります。
「今直面している現実の問題」は、
過去の未解決の出来事につながっているので
クライアントさんの準備ができていると
こちらが意図するわけでもなく
自然とそういう流れになるのです。
感受性の高いエンパスさんは、
そういうイメージワークがとても上手なので
うまく行くと思いがけず大きな癒しにつながって
そんなとき
心からこの仕事をやっていてよかったと感じます。
ずいぶん前
仲間とカウンセリングの練習会をしていたときのこと。
私自身が幼い頃の自分に会いに行くような
イメージワークの流れになりました。
イメージのなかで2、3歳ぐらいの小さな自分に出会って
いっしょにお花畑で遊びました。
最初はとてもさみしそうだった女の子は
私がそっと近づくと
とても嬉しそうな顔をしてくれました。
女の子の小さな手をとって
かごめかごめをするように
一緒にただクルクルと回りました。
きゃっきゃと嬉しそうにはしゃいでいる
彼女のワンピースのポケットから
なかばしおれた小さな花が顔を出していて
それを見たとたん
私の中で何かが崩壊したように涙が溢れました。
大好きな誰かにあげようと思って
一生懸命摘んだ花だったのだけど
お母さんもお父さんもほかの大人たちも
みんな忙しそうで心に余裕がなさそうで
こんな花なんてきっと誰も欲しくない
そう思って
女の子は花をポケットに隠してしまったのでした。
一緒に小さなジャムの瓶のようなものを探してきて
水をいれて花を挿すと
女の子は消えていました。
女の子が消えても
ただ悲しくて涙がとまりませんでした。
お花を摘んだ記憶は実際にあったことではなく
生まれる前の記憶のようなものでした。
よく言われることだけど
どんな親子関係でも
こどもは何かしらのギフトを親に持ってきます。
日々カウンセリングをしていて感じるのは
こどもが持ってきたギフトを
親がちゃんと受け取れることは
意外とむずかしいということ。
なぜなら親もまた
たくさんのインナーチャイルドを抱えたまま
大人になってしまっているから。
私自身
こどもたちが小さい頃何度も摘んできてくれた野花
(こっちは現実的なお花の話です^^;)を、
全然大切にしてあげられてはいませんでした。
今思うと深い心の傷がうずいていたのかもしれないけど
こどもがお花を摘んでくるたびに
「すぐ枯れちゃうし、なんだかめんどうだな・・」
といつも内心思ってました。
道端で見つけた花を
「お母さんに見せたい!プレゼントしたい!」って
思わず摘んで帰ってきてくれるこどもの気持ちを
ぜんぜん受け取ってあげられてなかったな・・
そう思うと、なんだかとても悲しくなるし
取り返しのないことをしまったなぁとつくづく思います。
今度はイメージのなかで
幼い頃のこどもたちに会いに行ってみようと思います。
一緒にくるくる回ったり
たくさん楽しく遊べますように。
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