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グイグイ-ラフ・メイカー/BUMP OF CHICKEN(A)

 哀愁が漂う空気の中から、勢いよく飛び出す音、オーバー気味なコミカルな表現。まるで、悲劇を無理くりにでも喜劇として塗りつぶそうとして跳ね回っているみたい。

 一緒に収録された表題曲「ダイヤモンド」では彼らの歩みを唄い、コチラでは彼らのスタンスを唄っているように思う。

 というのも、近年の彼ら、特にフロントマンである藤原基央が頻繁に口にしていることの中に、"自分たちの楽曲は、見つけてくれた貴方の傍に何時でも寄り添っている"という旨のモノがあって、この楽曲はそれを体現しているように感じられる。まあ、こちらは若干(?)グイグイ気味ではあるけれど(笑)、彼らのスタンスは今と昔で少しも変わらないことが伺える。

(said A)

said Bによる「ラフ・メイカー」のレビューはコチラ



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