オリジン-ナイフ/BUMP OF CHICKEN
「FLAME VEIN」収録の楽曲達は、どれも初期衝動的なアツさがこもっている。中でもラストを飾るこの曲は、それまでの6曲を一つに纏めたように、いっとうアツい。グラグラに沸き立ち、真っ赤に輝く音がジワジワと広がっていく。雨が降ろうが槍が降ろうが、どこまでも先に向う構えであるのが、ヒシヒシと伝わってくる。
結成26年。バンドを始めた頃から、彼らが奏でる音楽のカタチは、少しずつ変わってきている。けれども、いつの時代も根源的な部分は決して変わらない。奏でられる音は、かれら、そしてぼくらをのせて、どこまでも先に向おうとする。
そんな彼らの持つオリジンが秘められている。彼らを象徴するような詩。
(said A)
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