独り–ランプ/BUMP OF CHICKEN(B)
彼らの歌を聴く度に「自分は独りである」と思わされる。
周りに誰もいない完全なる「孤独」とは少し違う「独り」。
この楽曲ではランプを自分自身の心の比喩として登場させている。夢と希望をパンパンに膨らませて歩いてきたつもりが、ふとした拍子に気がつくとポロポロとこぼれ落ちてしまっている事に気がついて絶望する。
そんな真っ暗な状況で、もう一度立ち上がるのかどうかを決める時、周りの声ではなく自分自身の内なる声と対話する事で自分の中に残っている情熱を再確認する事ができるのだと思う。
自分自身の中にあるハートのランプを灯すのも消したままにしておくのも他の誰が決める事ではなく、自分自身が決めることで誰のせいにもしないからこそ独りで立って歩く事が出来るのだと思う。
(said B)
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