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We are 慶応. 非エリート軍団の輝くスピリットとバイオレットリキュール
#創作大賞2023
#スポーツ観戦記
#ほろ酔い文学
#スキしてみて
#慶応
はじめまして!文字を表現するレターバーテンダーのへいしろうと申します。
私の記事に、ご興味をお持ちくださり、ありがとうございます。
約2分位で、お読みいただけるかと思います。
よろしければ、最後までお付き合いいただけますと幸いです。
われわれは、名門慶應のラグビー部。だから、負けられない。
日本を代表する名門大学。慶應。
「私たちは、慶應大学のラグビーだ。だから負けるわけにはいかない。」
そんな意地が、部を支えているのだろうか。
当時、スポーツ推薦はない。
当然、花園経験者はいない。技術や経験で劣るかもしれない。
しかし、われわれは慶應大学ラグビー部。
そして、誇り高きタイガージャージを身に着けている。
だから、早稲田大学や明治大学。他の大学に負けるわけにはいかない。
じゃあどうすれば、、
そのためには、人の何倍も練習するしかない。
努力や練習によって劣る素質を克服する。
成長という美しさが、勝利という栄光として結実されたとき、
スタジアム中が歓喜に包まれる。
昭和59年11月23日。全勝同士の早慶戦。
慶応大学が、関東大学対抗戦の優勝を決めた試合である。
※その後、東大戦に勝利して、29年ぶりの全勝優勝となる。
国立競技場。勝った方が優勝。徹夜も含め、6万人を超える大観衆。
試合前から大歓声に包まれ、静まることがない。
日本代表の監督もつとめられた歴戦の名将、早稲田大学の日比野弘監督でさえ、緊張で顔がこわばっているように見えた。ライバルとの戦いは、独特の雰囲気があるのだと思う。
しかも、最後まで緊張感ある1点差での決着。ノーサイドの瞬間。地響きするようだった。まさにスタジアム中が歓喜に包まれた。
この時の慶応フィフティーンは、13人の内部進学者と進学校からの進学者2人のメンバー。
メンバーの努力と忍耐が報われたことを示された瞬間だった。
言葉にできない喜び。関係者は涙を流し、選手は雄たけびをあげていた。
この慶応大学の美しきラグビーを、多くの人は「魂のラグビー」と呼んでいる。
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美しきにふさわしい、美しいカクテル。思い出したのは、
バイオレットフィズ。
バイオレットリキュール。
すみれの花のリキュール、パルフェタムールは、
フランス語で「完全なる愛」という意味をもつという。
勝利の花開く、完全なるチーム愛。ということか。
※この試合。動画共有サイトで視聴できます!!!