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旅の情報誌「じゃらん」が来年3月で休刊。「じゃらん」のロゴはオレンジ色。先日休刊発表したのは「オレンジ色のニクい奴」・・これって偶然?

こんにちは、サングラスが欲しいけれど手が出ないDJムッチーです。

旅の情報誌「じゃらん」と「じゃらんムックシリーズ」が2025年3月発行分を最後に休刊になるそうです。
休刊の理由は、「昨今のユーザー動向を含む社会の変化を受け止めた結果」と説明しています。つまり、ネット時代に紙の情報誌は不要になったということでしょうか・・・
それを物語るように、今後の情報発信などについては、Webサイトとアプリで提供している「じゃらん net」に集約するそうです。
「じゃらん」は、1990年発行の旅行情報誌で、旅行会社に並んでるカタログを上手に整理しましたという感じの情報誌で、旅行そのものよりも、情報の効率的な提供を主眼に置いていたような気がします、いかにも発行元のリクルートの得意技と言ったところでしょうか・・・

「じゃらん」は創刊当初から旅行情報のブラウザ的な存在だったのです。
「旅行先の情報を、どこで集めますか?」という質問に、公式サイトが44%、旅行予約サイトが35%、検索エンジンが、20%で、新聞・情報誌を上げたのは、たったの3%という調査結果があるほどで、旅行情報誌の苦戦が浮き彫りになっています。
そんな中でインターネットやスマホ、SNSの急速な拡大にのって、ブラウザとしての「じゃらん」が紙媒体を捨てて、ネットに鞍替えをするのは至極もっともなことではないでしょうか。
地図も実物のリアルな写真も、味の感想までが、スマホ1台で知ることができますからね・・・・

「るるぶ」は健在

3年以上も続いたコロナ禍の巣ごもりや、若者の所得の減少による旅行控えなどの影響で旅行業界の不景気を受けて旅行雑誌も辛酸をなめたようです。
そんな中ですが、ライバル誌の老舗「るるぶ」は健闘しています。
「見る・食べる・遊ぶ」の「るるぶ」は旅行の専門家JTB発行。
1973年創刊の「るるぶ」は、当時「アンアン」や「ノンノ」という女性誌が旅行特集を組んで、若い女性が雑誌片手に旅をする「アンノン族」がトレンドになりました。彼女らに旅の専門家がより詳しくて楽しい情報を提供しようと作られたのが「るるぶ」。旅行をより楽しみたいユーザー目線で制作されてきたことがわかります。
その精神は、今も受け継がれていて、面白い企画をどんどん出しています。
通常の「東京」「京都」「北海道」などの地域ごとのガイドはもちろんのこと、アニメ「ラブライブ!サンシャイン!!」の聖地である静岡県沼津市周辺を取り上げた『るるぶラブライブ!サンシャイン!!』や、『キン肉マン』の名勝負の舞台を紹介する『るるぶキン肉マン』など、特定のアニメの聖地巡礼に特化したガイドブックを発行しているのです。 

「るるぶ」が乗ったこの波は、さまざまに波及していて、例えば沼津は特に認知度が高いアニメノ聖地だけに、地域全体でアニメファンを迎え入れる体制が万全。かつては堅い鉄道会社のイメージがあったJR東海が、沼津駅の壁面に『ラブライブ!』のキャラのラッピングを行ったり、他にも『推し旅』と称したキャンペーンの一環として『響け!ユーフォニアム』など様々なアニメとコラボするようになっています。

これらの情報に敏感に反応できるのは、旅の専門家ならではのことで、軍配は、老舗の「るるぶ」あがったといえますね。
「じゃらん」がブラウザ的なのに対して、「るるぶ」は同好が集まるSNS的な存在と言えるのではないでしょうか?
SNS的であれば、紙の情報誌自体も価値が上がるような気がしますね!
売れるはずです!

聖地巡礼型旅行提案 次は推し活対応かな?

そういえば、先週は『オレンジ色のニクい奴』がキャッチコピーの「夕刊フジ」が休刊を発表しましたが、オレンジ色のロゴの「じゃらん」も休刊というのは、偶然でしょうね・・・・

因みに雑誌名の「じゃらん」というのは、インドネシア語の「jalan」が基になっていて「道」「プロセス」「行程」を意味する言葉で「jalan・jalan」と続けると旅という意味になるのだそうです。
TV‐CMのサウンドロゴは、「じゃらん・じゃらん」ですね。

これからブラウザ的な雑誌は、どんどんネットへ移行していくでしょうね。
リクルートの雑誌は、ほとんどがブラウザ的雑誌だから、どんどん休刊していくことは、必至と見ていいでしょう。
学校案内なんかも、紙じゃなくなるかもしれません・・・
リクルート関係のライターさん、ご注意を!

それでは、今日はこの辺で失礼します。
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じゃあまたこの次
DJムッチーでした。

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