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セレブリティーの象徴であるプライベートジェット。実は脱炭素の観点からは悪の象徴だったのです!SDGsの真実が見えたような気がしませんか⁈
こんにちは、出版サービスのご依頼をいただいてHappyなDJムッチーです。
プライベートジェットで世界中を飛び回ってお仕事するって、起業家の憧れでなんでしょうね!(僕は、あんまり憧れないけれど・・・ね)
そんなプライベートジェットの利用が急増しているそうですよ。急増に伴って、プライベートジェットからの二酸化炭素(CO2)排出量は2019年から2023年までの間に46%も増えているそうす。そしてその最大の要因は超富裕層による利用だという論文を「Communications Earth & Environment」が発表したとNational Geographicが報じています。
プライベートジェットを利用する人は世界人口のわずか約0.003%にすぎないのですが、そのフライトはエネルギーを大量に消費し、乗客1人あたりのCO2排出量は商用航空のフライトよりもはるかに多いのだそうです。そのため、プライベートジェットの利用者、特にセレブリティーに対する批判が高まっているようです。
セレブリティー達は、たくさんの企業を経営していて、それらの企業はSDGs活動に熱心であるはずなんですがね??
SDGsって部長・課長の活動で、企業オーナーには関係ないのでしょうか⁈
2022年11月には、エクスティンクション・レベリオンとグリーンピースの活動家200人以上が、アムステルダムのスキポール国際空港で気候変動に関するデモを行い、プライベートジェットの離陸を阻止しようとして逮捕されるという事件も起きています。
狭い日本に住んでいると縁の薄いプライベートジェットですが、世界の環境問題では大きな問題なんですね。
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CO2排出量
プライベートジェットの一部の機種では、フライト1回のCO2の排出量が、平均的な人の1年間の排出量をたった1時間で超えることもあるのだそうです。その結果、プライベートジェットを定期的に利用する人々は、世界の平均的な人と比べて1年間に約500倍ものCO2を排出したケースもあるという研究結果が報告されています。
昨年のダボス会議では、政財界のリーダーが集結して、地政学的な緊張から気候変動までさまざまな課題について討議はずなのに、CO2排出量の多いプライベートジェット機で参加したリーダーの多さに批判殺到でした。
環境保護団体グリーンピースの依頼で行われた調査によると、昨年は1週間のダボス会議期間中に現地の空港を発着したプライベートジェットは1040機で、これらの運航に伴うCO2排出量は自動車35万台の排出量に相当するというとんでもない事態だったのです。
ジェフ・ベゾスとイーロン・マスク
セレブリティーの代表格、Amazonのジェフ・ベゾスさんと今やトランプ次期大統領の懐刀イーロン・マスクさんは、平均的な人間が一生かけて排出する二酸化炭素を、たった90分で排出するというのです。
この驚きの数字は、貧困撲滅のために活動するイギリスのNGOオックスファム・インターナショナルが最新の報告書「炭素格差が命を奪う」で明かしたものです。
オックスファムは世界で最も裕福な50人の億万長者がプライベートジェット機やスーパーヨット、投資から排出する二酸化炭素と、世界中の残りの人々が生活で排出する二酸化炭素を比較しました。
それによると上位10%の富裕層が世界全体の排出量の半分を占めているそうです。そして、最も裕福な1%が世界の排出量の16%を占めています。
これは世界の最貧困層3分の2による排出量を上回るそうで、 世界の人口が80億人として、8000万人が53億人分のCO2を排出していることになりますね!
報告書によると、世界の億万長者は平均で1年間に184回プライベートジェット機に乗って、空の上で約425時間過ごしていて、そのCO2排出量は平均的な人の300年分に相当するそうです。 やってられないわ!
イーロン・マスクさんは、少なくともプライベートジェットを2機所有しており、排出量の合計は年間5,497トン。ジェフ・ベゾスさんも2機のプライベートジェットを所有し年に25回の飛行で排出量は合計2,908トンだったとのこと。 ジェフ・ベゾスさんが排出するCO2をアメリカのアマゾンで働く平均的な従業員が同じ量を排出するには207年かかり、 イーロン・マスクさんにいたっては450年かかると報告書は伝えています。
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プライベートジェットのフライト回数の増加は、新型コロナの感染対策が大きく関係していると思われます。プライベートジェットを所有するセレブリティーが最も多い国は、国内で時差がある広大な国アメリカです。自動車で移動できる距離をプライベートジェットで移動していると環境の専門家は批判していますが、自分のジェット機があれば利用してしまうのは、人情として分かりますが、利己的だと批判されるのは当然でしょうね。
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これだけ、大きな数字が躍っていると、深刻な問題のはずですが、笑えて来ますよね・・・狭い日本に住んでいる小市民には想像もつきません。
世界のゼロカーボン活動自体が、事実上停止状態ですから、生真面目な日本だけが熱心に活動しているようにも映ります。
近年の猛暑から、温暖化が進んでいると感じてゼロカーボンを推進しろと、新聞・テレビは主張しています。ところが猛暑の原因は別にあるのです。
気象庁は猛暑の原因を夏の高気圧の張り出し具合などの自然現象と、都市熱による影響の2つを挙げています。都市熱とは、都市化によってアスファルトやコンクリートによる「ヒートアイランド現象」が起こり、家やビルが建て込むことで風が遮られる「ひだまり効果」も出ます。こうした都市熱によって東京は既に約3℃も気温が上がっているのです。
東京から離れた伊豆半島の石廊崎では1℃も上がっていませんが、これが地球温暖化による日本全体の気温上昇(0.7℃)に対応する数字と言えます。
温暖化が原因で猛暑になっているわけではないのです。
この事実は、報道されていませんね・・・どこかの知事選挙と似ています。
地球温暖化については、正しい情報を基に判断したほうが良いと思います。
繰り返しますが、どこかの県の知事選のようなメディアの報道を疑う必要があるのです。
日本の気温上昇が100年で0.7℃ですから、1990年から2020年までの30年間では0.2℃程度上昇したことになります。これは、平安時代に起こったとされる高温期よりも低い温度です。
それでは、今日はこの辺で失礼します。
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DJムッチーでした。
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