スイスのチューリッヒ中央駅で日本の駅弁が期間限定販売されるそうです!ヨーロッパでの市場開拓の第一歩として駅弁の潜在需要を探るらしいけど、食事の週間が随分ちがうからねぇ・・・
こんにちは、最近知ってる人が沢山亡くなって悲しいDJムッチーです。
日本スタイルの駅弁は、海外からみて珍しい食文化です。ヨーロッパの各国では列車で移動中の食事は軽食で済ますか、長旅の場合は食堂車を使う傾向があるため、幕の内弁当スタイルの駅弁に馴染みがないようで、海外からのお客様にはあまり受けません。
ヨーロッパの国々を夜行列車で移動すると、到着駅で紙袋入りの駅弁?が売られています。紙袋の中味は、ご当地のパンとチーズ、ローストビーフかチキン、そしてワインの小瓶だけで誠に質素。ヨーロッパの人々の日々の食習慣は、実は質素なので旅行の移動中も全く同じです。つまり、旅行の移動中は日常なのです。
来年の2月に、スイスのチューリッヒ中央駅に期間限定で日本の駅弁を出店・販売することになって話題を呼んでいます。販売するのは、姫路市の老舗駅弁メーカー「まねき食品」と秋田県大館市の「花善」、名古屋市の「松浦商店」で2月6日から27日までの3週間期間限定で出店するそうです。
「まねき食品」の竹田社長は「スイスを選んだ理由は、欧州の交通の要衝であるとともに、生活水準が高く日本食に対する興味も強いこと」と説明されてますが、食習慣のご体験が無いようですね。
「旅行中は豪勢な食事で!」なんていう日本人の考えは通用しないと思いますね!日本食に対する興味が強いのは、日本で食べる日本食だと思います。
チューリッヒ中央駅で販売する駅弁
「まねき食品」さんが販売する駅弁は、「牛めし」(22.5スイスフラン=約3,810円)と「幕の内弁当」(20スイスフラン=約3,390円)。ご飯は日本国内で炊飯・冷凍して現地に輸送するそうですが、主要な食材は現地調達を基本として「牛めし」にはスイス産の牛肉を使うそうです。調理は各社の料理人が現地で行い、他2社の弁当も含む6種類合わせて1日160~180食の販売を目指すそうです。
さて販売目標をクリアできるかどうか・・こういう結果は、ほぼ報道されないからうやむやになってしまうでしょうねぇ(笑)
親日で知日の台湾で開催された駅弁フェアで、神戸の駅弁「引っ張りたこ飯」が連日150食を販売したと言われていますから、チューリッヒでも目標達成できるかもしれませんね(笑)。
「まねき食品」さんは「日本の駅弁が海外旅行の新たな楽しみの一つになれば」と意欲をもっておられていて、他地域へも挑戦されるようです。
海外出店をされた弁当屋さんが異口同音に口にするのは、食材調達の難しさですね、地方の弁当メーカーにこの壁が乗り越えられるか興味津々です。
正直言いまして、この度チューリッヒ中央駅で販売される「まねき食品」さんの、幕の内と牛めしは、田舎の駅の弁当といったイメージで、これが日本食だと思ってもらっては困るなと思います。
パッケージも安モン臭いし、中身はなんとなく茶色くて色合いが乏しい・・・こんなのが日本の食文化だと思ってもらうのは心外ですよね。
一緒に出店される花善さんの鶏めしは、色とりどりでパッケージも日本ぽくて豪華です。既にリヨン駅で販売されてるだけのことはありますね。
「下手の考え休むに似たり」は体験してみないと身につかないのが人間ですかね?商いは会議室で起こっているのではない、現場で起きてるんですよ!
それでは、今日はこの辺で失礼します。
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DJムッチーでした。