新車のキズの正体 Issue solved with solution
こないだ、3月に新車を買い替えた。
前回購入から5年。走行距離50000キロ以上。
今なら無事故車でいけますとかなんとか。いつもの営業、黒木さんのトーク。
が、ほんとのところ、営業トップで年度末達成したいっていう気持ちが前のめりすぎだ。聞くと、今月7台でトップっす、と素直で憎めない。
仕事っていいながらも、運転下手な私のめちゃくちゃ面倒くさい日常にも巻き込まれている黒木さん。
まさに神営業。
しょーがないなー、と思いつつ、下取り価格も悪くない。
いつしか、じゃあ、今度はブラックで。
なんて会話になってしまっているのだ。
店内に並ぶ顔写真の横に、趣味カラオケと紹介文がある。
得意なQueenでも歌ってもらいたいとこだが、Queen推しとしてはフレディに失礼な気もする。破談にならないように、とりあえず推しの一曲だけ教えてもらったが、忘れた。
事件は現場で起きてるんだ!と踊る大捜査線が言ってた。
まさにその通り。
新車が来てまだ2ヶ月も経ってない梅雨明け。
ブラックって、冬は雪と泥で洗車が大変かなー、なんて、すっかり頭の中はスノボモード。ウキウキだ。
そんな、矢先の一言。
おかーさん、ちょっと、車に傷ついちゃったんだ
と、息子。よくある事だし、まーしょーがないでしょ、と一旦、スルー。絶賛妄想中ですから。
で、チラッと運転しようと車を見て、気づく。
4ドア全てにうっすらと、短い線が入っている。
運転席の後部座席のドアなんて、何故か斜め四角の線が白い。アートのような傷。
我が家の自転車置き場は2つある。
ガレージか、家の裏だ。何故、わざわざガレージに置いてある車の後ろまで運ぶのか、さすが小学生男児。これが子育てという日常だったと現実に直面。
いや、でもなんで??、とそこは冷静に一喝。
いや、冷静ではなかったです。正直、めっちゃくちゃ怒りました。
即日、営業黒木さんが新車をみながら、4ドアぜーんぶ板金塗装か、マーカーで誤魔化すか、ですねと宣告された。
隣で再度現場検証のように伝える息子。
あれだけ怒られたとゆーのに、なんと素直で、なんと強いメンタルだ。
とりあえず、板金塗装はおいといて、息子のお小遣いからマーカー購入。誤魔化し塗装してもらった。
太陽に当たると浮かびあがる、
後部座席ドアの四角いアート。
やっぱり、今日もキラキラと誇らしげに光輝くのだ。
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?