【離乳食】手作りチーズに挑戦
離乳食をはじめてしばらくした月齢7〜8ヶ月頃。
アプリや本を参照しているとカッテージチーズやリコッタチーズが『食べられる食材』の一覧に入ってきます。
ただ、一般的なスーパーでは満足に取り扱われてないと思います。
あったとしてもせいぜい1〜2種類で、成分表示を見ると「食塩」含有のものがほとんど。7〜8ヶ月では、まだ食塩は控えておきたい親御さんがほとんどかと思います。それに「少量なら…」とは思っても、市販のものはどのくらい使われているか分かりにくくて不安ですよね。
食べられるとはいえ、馴染みのなさに一旦スルーしている方もいるのではないでしょうか。
この2つのチーズ、実は割と簡単に手作りすることができます。
やり方をまとめておきますので、読んでみて「できそうかも」と思ったら、ぜひ試してみてください。
そもそも何がちがう?
見た目が似ているカッテージチーズとリコッタチーズ。
その違いは「作り方」です。
カッテージチーズ:
加熱した牛乳に酸(お酢やレモン汁など)を加える。
リコッタチーズ:
乳清(ホエー)を再加熱する。名前の由来は「再び(ri)煮た(cotta)」。
参考レシピ
カッテージチーズ
お酢よりもレモン汁のほうが、チーズが柔らかめに仕上がります。
どちらで作っても構いませんが、離乳食にすることを考えると、より柔らかくなるレモン汁からはじめる方が良いかと思います。
上記のレシピでは出来上がり量が150gとなっていますが、離乳食に使うには多いですよね。冷凍可能ではありますが、味や食感が変わってしまうので、これまた離乳食には向きません。個人的に、以下①または②の方法をおすすめします。
①離乳食に使用したあと、あまりは大人が食べる
シンプルなカッテージチーズなので、汎用性が高いです。味見をしてみて、味気ないと感じる場合は、ほんの少し塩を加えてみてください。
②3分の1の分量で作る
上記のレシピについて、
・牛乳 600ml→200ml
・ポッカレモン 大さじ3→大さじ1
・レンジの温め時間 6分→2分
に変更すると、理論上は3分の1の量(50g)ができあがります。ただ、分量が少なくなる分、環境の違い(容器の材質や加熱開始時の牛乳の温度など)による影響を受けやすく失敗しやすくなりますので、それを承知の上で試してください。
特に加熱は、電子レンジだと逆に難しいという方もいらっしゃると思います。私もレンジ加熱はよく失敗してしまうので、基本的には鍋で作ります。
リコッタチーズ
「リコッタチーズ 作り方」で検索すると、レシピとしてお酢やレモン汁を加えるレシピが散見されますが、あれらは誤りで、牛乳+酸=カッテージチーズです。
正しく作られているリコッタチーズについては記事ばかりで分かりやすいレシピサイトがなかったので、急遽クックパッドデビューしました。笑
ちなみに、本来のリコッタチーズは乳清(ホエー)のみを再加熱して作ります。ただ、ヨーグルト1パックを水切りして取れる乳清(約150ml)のみからできあがるのはごく僅か、鍋から回収するのも一苦労な量しかできません。
そのため、ご家庭で作る際には牛乳を足すのがおすすめです。成分を補ってあげることで、ある程度まとまった量を作ることが可能になります。
図解とまとめ
おおよそこのような仕組みになっています。
月齢7〜8ヶ月で早々にチーズに挑戦するのであれば、水切りヨーグルト→乳清ゲット→リコッタチーズ、の流れがおすすめです。
・食べさせやすさからヨーグルトを水切りしている家庭が多い。
・カッテージチーズの材料となる酢やレモンをまだ試しておらず不安な場合が多い。
・加熱温度がカッテージチーズ60℃に対しリコッタチーズは85℃。より安心。
などの理由で、リコッタからのほうが良いのではないかと思います。
逆に、もう1歳近く離乳食もだいぶ進んでいるけれども、まだこれらのチーズを試せていないという方は、カッテージチーズ→乳清ゲット→リコッタチーズの流れにすると、2種類のチーズを続けて試すことができます。
さいごに
できあがったチーズは、ふわふわ、ほろほろしていて、詰まらせる心配も要らず気軽にあげることができます。
水切りの時間はかかりますが作業は簡単に作れるチーズなので、ぜひ試してみてください。
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