\誰もが働きやすい職場をめざして/Diversity Journey航海記【アクションチャレンジ67】
みなさん、こんばんは!
うさみです。
NPO法人コモンビートの多様性や違いについて考えるプログラム「Diversity Journey」。プログラムの集大成で発表したアクション宣言「生涯吸収・生涯発信」を実践していきます。
この発信は、基本、毎週日曜日にお届けしています。
今回は、とある企業の取組みについて。よろしければ、最後までご覧ください。
▶ドン・キホーテの取組み
ヤフーニュースで目にしたこちらのニュース。ドン・キホーテを運営する会社の取組みが取り上げられていました。
女性社員および社員のパートナーを対象に、低用量ピル服用にかかる費用を全額補助する制度を導入したということです。この制度は、女性社員を対象とした調査に基づき、月経痛やPMS(月経前症候群)の改善に効果があるとされる低用量ピルの費用を全額補助すると決定したそうです。
記事の中では、運営元のPPIH(パン・パシフィック・インターナショナル・ホールディングス)の広報担当者の意見が多数出ていますが、単純にすごいなあと感じる視座でダイバーシティに取り組まれていることがわかります。
▶働きやすさを目指す
また、特筆すべき点として、制度の対象が女性社員だけでなく、社員の同性パートナーも含む女性パートナーも対象としているところがあげられます。これは、すでに「ライフパートナー規程」というものが定められており、同性カップルも福利厚生の対象としていることに基づいています。
LGBTQへの配慮もさることながら、男性社員が生理についてある種自分事に捉えることができるため、働きやすさにつながる取り組みなのだと感じます。
もちろん、ヤフコメ欄にもあるように、注意しなければいけない点もあります。それは、この制度が浸透することで、ピルを服用できない人が蔑ろにされては困るということです。
「せっかく助成制度あるんだから、生理がきついならピル飲むようにしなよ!」
などと上司や同僚に言われてしまっては、働きやすさも何もありません。
服用したくても服用できない人がいることも浸透させつつ、この制度を活用したい人が活用できるような職場環境が醸成されることを願います。
そして、このような福利厚生が充実した企業が少しでも増え、誰もが働きやすい社会に繋がっていってほしいと感じます。
最後までご覧いただきありがとうございました。
うさみ
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