9月チバラキ旅 #3 日本三名園・偕楽園 水戸藩主斉昭の陰と陽の世界
寝て起きたら、偕楽園に着いていました。平日の疲れを回復させるのは休日の移動時間です。笑 運転手さんには申し訳ないですが、休日寝て潰すのはやっぱり勿体無くて…。お出かけ好きな皆様には共感していただけそうです。
まずは偕楽園の手前に位置する常磐神社にお詣り。水戸黄門こと水戸光圀公を祀る神社です。
ここを訪れる者を待ち構えるような佇まい。でーんとした、水戸黄門のような鳥居です。(無理やり)
偕楽園は入場料300円。日本三名園の一つなのに安くない?兼六園もそのくらいだったかもだけど。後楽園は行った記憶がないです。
1842年、水戸藩藩主の徳川斉昭が造園しました。梅の季節は人が大勢来るんだろうな。今は閑散期という感じ。
梅まつりが有名ですが、徳川斉昭がなぜ梅を植えたかをみていると、その美しさだけでなく、戦や飢餓のときの非常食として植えたというから驚きです。でも実際に、入口のお店で偕楽園の梅を使ったお菓子が売ってました。
残念ながら梅は咲いてないわけだから、お目当ての表門が奥にあるのでまっしぐらで向かいながら梅林をずんずん歩いていきました。迷路みたいで途中迷子になりましたが。
表門に辿り着きました。ここが表なんですね。修理はしているものの創設当初のままってすごい。
ここから竹林と大杉を通って好文亭に行くコースが斉昭の考えた偕楽園の楽しみ方だそう。陰と陽の世界って深い。
少ししたら、結婚式の和装を着たカップルが撮影隊とともに車から降りてきて、梅も咲いてないし絶対竹林に来るじゃんと思って急ぎ足で立ち去りました。笑
というわけで、斉昭おすすめの陰と陽ルートで歩いてみよう。早速、竹林の間を歩いていきます。日差しが避けられると涼しいから嬉しい。弓の材料にするために斉昭が京都の竹を植えたらしいです。京都って言葉に反応しましたわよ。
そしてここから大杉の下を歩きます。圧倒的にこちらが好きだな。花粉症だけどね。てっきり竹が陰で杉が陽かと思ったけれど、ここは幽遠閑寂な陰の世界です。
好文亭は時間の都合で立ち寄りませんでした。しかし、ここが「陽」。笑 人々を集めて色々な会を開いたというから、そりゃあ陽の世界ですね。
「学問に親しめば梅が咲き」、中国の故事にそんな言葉があったんですね。私のイメージでは「合格=サクラサク」なんだけどなあ。
開けた場所から見下ろせて、噴水がちらり。千波湖です。公園には水の美も欲しいかもなあ。ここは確かに圧倒的に「陽」!何でかって、日差しが暑すぎるから。笑
好文亭をバックにインスタ映えスポット。撮影スタンドもあって夫婦仲良く撮影されてる方がいました。後ろの人に撮ってくださーいって頼んだりするの、混雑してる梅の季節だったら困りそうだもんなあ。
千波湖を横目に水戸駅前のホテルへ。水戸駅から偕楽園はかなり近いですね。まだ明るい時間、予定を詰め込みすぎずにゆったり旅です。
そういえば、先日のケンミンショーで北関東三県を特集していました。確かにテレビの旅番組でもよく見かけるし、いま注目されているスポットかもしれないですね。これから紅葉で日光あたりをますます目にするかも。
つづく^^