笑顔がヘタクソで面接に落ちる

雨が降りそうだなと思いつつ、なんとなく傘は家に置いてきてしまった。
概ね曇りだけれど、時々日が差しているので夜まで天気は保つんじゃないかと思った。
長い傘は結局、職場に置きっぱなしにしてしまうので家に傘立てはいらないのではないかと思っている。前に、玄関の掃除をしたときに傘立ての真下にでかいジグモの巣ができていたこともそう思うひとつの原因だ。
たまに長い傘が家にあっても、玄関の取っ手で事足りてしまう。どうやって言い出そうか悩ましい。

ここ1ヶ月くらい転職活動をしている。
という話を両親にしたら、会社勤めをしたことのないふたりに揃いも揃って「失業保険をもらいながらのんびりしたら？」と言われた。
悲しいかな、フルタイムとは思えない薄給しかもらっていないので、失業保険で生活することはできない。
先週から、いよいよ面接を始めたが、心配なことしかない。
新卒の面接からこっち、知らない人との面接で成功しかことがないのだ。全部コネで内定を取ってきた身のつらさよ……。

初めて行った面接で、ハキハキしすぎているという理由で落ちた。
リモートでの面接だったので、自分の顔が見える。笑顔を心がけようと出来るだけにこやかに話していたつもりだったが相手には始終歯を剥いているようにしか見えなかったらしい。
ずっと顔が強張ってて怖かった、とも言われた。
私は笑顔がヘタクソだ。

エージェントに「もっと柔らかく喋れるよう頑張りましょう！」と言われる。「柔らかく」と「頑張る」の要素が対極的すぎるので、どう処理していいかわからない。
そもそも、面接の練習では基本的にダメ出しが自由自在に飛んでくるので緊張してしまう。
そもそも、面接の正解ってなんだろう？
自分の中に正解の無いものを導き出すのは無謀なのでは？

しばらく考えた結果、youtubeになら面接が上手い人の動画があるんじゃないかという結論に至った。
調べてみると出るわ出るわ。
自分が新卒の時にこういうものがあったらよかったのになあと今の大学生に嫉妬。

動画を見てみると、面接を受ける学生側は気怠げだし、表情も無表情に近かった。
にこやかの定義ってなんなんだ？
拍子抜けするなーもー……。