【初心者向け】現代川柳の情報まとめ
最終更新日:2024/08/29(初出:2023/03/21)
下記を追加しました。
・ネット上で読める川柳情報、ネット上での川柳活動についてなど、いくつかを追記(それに伴い、小見出しも追加)
・『川柳EXPO 2024』を追加
はじめに
『はじめまして現代川柳』小池正博 編著(書肆侃侃房)などで現代川柳に触れ、興味を持ったものの…の後、いろいろ情報を探していく際の羅針盤になれば幸いです。
※個人的にメモしていたものなので、読みにくくてスミマセン(敬称略)。ちなみに、この記事で目指すのは、もっとわかりやすく、川柳をステップアップで楽しめるようにということなので、今後ちょこちょこ更新していく予定です。
※現代川柳の句集については、別途下記にまとめております。
【初心者向け】現代川柳の句集まとめ
1.川柳を知るためのヒント
まずはこのあたりから。何となく全体像がつかめるかなと。
【現代川柳にアクセスしよう】(川柳スープレックスより) 飯島章友
俳句時評145回 川柳時評(2) 川柳を覗く(「詩客」俳句時評より) 中山 奈々
川柳の入門書(週刊「川柳時評」より) 如月和泉
シリーズ <<現代川柳の旅路>>(ポッドキャスト ラジオポトフより) トリコロールケーキ・ポトフ
川柳に関する20のアフォリズム(「週刊俳句 Haiku Weekly」より) 樋口由紀子
〈遭遇〉するための現代川柳入門 -きょう川柳を始めたいあなたの為に-(「BLOG俳句新空間」より) 飯島章友・柳本々々
※ちなみに、冒頭の『はじめまして現代川柳』だけでなく、様々な川柳のアンソロジー本を眺めているだけで、案外、川柳作家の方々のお名前や有名な句を覚えていくと思います。
川柳のアンソロジー本で、今でも入手可能なものをいくつかご紹介しておきます。
・川柳の入門書
川柳の入門書もいろいろ出ています。最近出たもので、読みやすいものを紹介しておきます。
2.川柳を読むためのヒント
過去の句集や柳誌(MANO、バックストロークなど)も読むことが出来ます。句はもちろん、句評を読むことは「読み」の手がかりになります。
川柳本アーカイブ 森山文基
俳句時評162回 川柳時評(6) 「分からない」問題と「分かる」問題(「詩客」俳句時評より) 湊 圭伍
幼年期の終わりに-『スロー・リバー』を読む-(「BLOG俳句新空間」より) 川合大祐・柳本々々
・無料で川柳に触れる
また、書籍(アンソロジーや句集)を購入しなくても、今、どんな川柳が読まれているのかを知ったり、解説付きで過去にどんな句があったのかを知ることが出来るサイトもありますよ。
「詩客 SHIKAKU」サイト内で発表される川柳連作など
ウラハイ = 裏「週刊俳句」サイト内の「金曜日の川柳」
「ゆに」サイト内の「はがろぐ」
3.川柳を作るためのヒント
作句方法で悩んだら。様々なアプローチがされていて、刺激になります。
川柳創作過程検討ノート 海馬
中八考(「週刊俳句」より)兵頭全郎
あたらしい器官が句を作るとき フラワーしげると川合大祐の川柳道場 川合大祐
五七五よりも短い句 飯島章友
なかはられいこの覚悟、小池正博の十戒、表現者の決意(「BLOG俳句新空間」より) 柳本々々
4.川柳を楽しむためのヒント
川柳をされる方々とお話するだけでも、とても楽しい時間を過ごせます。
いろんな方と繋がることで、新しい何かが生まれるかも知れません。
川柳諸島がらぱごす 西脇祥貴・城崎ララ
【簡単】川柳の場のつくりかた【レシピ】 ササキリユウイチ
※川柳の句会やグループ・結社の柳誌の情報などは、あまり詳しくないので書けていませんが、充実させていけるといいなぁと思っています。
・ネット上で川柳活動をされているグループ
ネット句会なども含めれば様々な活動がありますが、一例を紹介します。
ゆに 芳賀博子・西田雅子・森平洋子・山崎夫美子
川柳アンジェリカ 笹田かなえ・金瀬達雄・河野潤々・藤田めぐみ・四ツ屋いずみ
・リアル句会の様子をネットで閲覧する
「実際に句会に足を運ぶのは、まだちょっとドキドキするな…」というときには、句会の様子を動画で配信・アーカイブしている句会もあるので、動画を見ながら雰囲気(また、実際の句会の流れや、呼名・披講がどのように行われているか等)を予習してみてはいかがでしょうか?
川柳らくだ句会(月例で行われる「川柳らくだ」の句会と、年に一回3月に行われる大規模な「らくだ忌川柳大会」があります)
5.その他
歴史を学んだり、他の短詩系との違いを考えてみたり。
戦後俳句を読む-戦後における川柳・俳句・短歌(「詩客」より)兵頭全郎
柳俳交流発言史(「週刊俳句 Haiku Weekly」より) 小池正博
6.最後に
意外と川柳についてのいろんなことを一番学びやすいのは、SNSで川柳関係者をフォローすることのような気がします。例えば、下記のような方法が有効です。
・川柳作家の名前で検索して、アカウントをお持ちかどうか探してみる(お持ちなら、フォローしてみる)。
・ハッシュタグ「#現代川柳」「#川柳」で検索してみる。
・SNS上で常時開催されている句会(「さみしい夜の句会」など)もあるので、そこに参加されている方々をフォローしてみる。
私のイメージだと、川柳は短歌や俳句に比べて人口が少ないので、現在の動きだけなら、まだ追いやすいのではないかと思います。
ただ、情報は少ないので、こういうまとめを作ってみました。
何かの手助けになれば幸いです。
まつりぺきん 川柳 現代川柳
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