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#151【中国・北京】お茶市場の香りに誘われて(後編)
ごきげんよう。Anneでございます。
最近、美術設定集を見るのがちょっとしたマイブームです。
写真も絵も、思い描いたとおりに(もしくはそれ以上に)形にできるようになれればいいなあなんて思いつつ。
さて、今日もまた先日のお茶市場ツアーの続きと参りましょう!
前編はこちらから
茶盤の森
皆さんは、「茶盤」という茶具をご存知でしょうか。
中国茶という一種の芸術の中で「美しい」という感覚を抱けるのは茶器のみならず、茶盤も1,2を争う芸術作品であると言えると私は思っています。
茶盤というのは、お茶を淹れる際に茶器を置く場所。
そして、お茶を淹れる際に、お湯を落としたりする場所。手軽なものは一人用サイズのものから、大きなものは、1帖ほどの大きさの石板や竹材を切り出したものもあります。お湯を落とした際に、ちょっとした仕掛けが動くような遊び心も施されているものもあり、お茶の時間がさらに楽しくなるような工夫がなされています。
茶盤は、中国の古典的な家庭にはほぼすべてにあると言ってもよいかもしれません。来客の際には、茶盤を囲みながら、とっておきのお茶を振る舞い、お茶請けをほおばりながらおしゃべりに花を咲かせるのです。
この、お茶市場ではそんな茶盤もたくさん扱われております。その数はあたり一面茶盤!なんてエリアがあるほどで、思わず私は、「茶盤の森だ…」と声に出したことを覚えています。それほど、衝撃的だったのです。
お値段的にも、スペース的にも、持って帰れなかったのが、本当に残念!
私もいつかそんな大きな茶盤でお茶を淹れてふるまってみたいものです。
また、茶盤のほかに、Anneがお気に入りの茶器の一つに「茶寵」があります。
これは、お茶を淹れるのに必ず必要となる道具ではありません。「寵愛」するもの、つまり、遊びの要素となります。お茶を淹れる際に茶盤の上に置いておく、お茶を落とす際に茶寵にかけるとギミックが動いたりするものなどもあり、お気に入りの一つと出会うことがお茶ライフの満足度向上につながったりするものであります。
そうこうお話をしてお店をめぐっているうちに、あたりは暗くなってきました。
そろそろバスに乗って家路につきましょうか。
このお店で、最後にしましょう。
ふふふ。皆さんご存知でしょうか。夜の北京の街を全速力で駆け抜けるバスは、ちょっぴりスリリングで楽しいんですよ…!私のお気に入りです。
家についたら、お土産の茶葉で美味しい一杯を淹れてリラックスをしながら、たくさん歩いた足をねぎらいましょう。
また、いつか、お茶市場へいらしてくださいね…!
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お茶しようね~!!っていうのが、中国では本当にお茶なのです。
カフェでする「お茶」もまた、「お茶」なのですけれども…!
そんな美味しくてリラックスできる記事も一緒にいかがですか?
Location:
中華人民共和国 北京市
馬連道茶市場
My Partner:CASIO EXILIM(機種不明)
Photo&Text:Anne
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