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#121 【東京】江戸×古代エジプト

こんにちは。
米山大夢です。

突然ですが、皆さん歴史は好きでしょうか。
僕は普通です。

普通ですが、歴史の中でも古代エジプトということになると悩みます。

というわけで今回大切な人と訪れたのは江戸東京博物館にて絶賛開催中の『古代エジプト展』
その模様を聞かれてもいないウンチクと共にお送りします。

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1,江戸東京博物館

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写真をやっている人には聞き覚えのある「江戸東京〜」という言葉。そうです。他ならぬ江戸東京たてもの園のお兄ちゃん的存在が江戸東京博物館なんですね。

場所は両国にあり、江戸時代〜現代までの人々の暮らしや歴史を模型と共に展示しています。

しかし今回のお目当ては「古代エジプト」。
ということでそちらには目もくれず古代エジプト展へ向かいました。


2, 古代エジプトとはなんなのか

という話はぜひこの展示で学んでいただくとして、どんな展示物があるかその一部をご紹介します。

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嬉しいことに撮影可能なんですね。

①アヌビスさん

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おそらく知っている人も多いであろう山犬の顔をした神アヌビスさんは、こう見えて冥界の案内人とも言われている上、ミイラ作りの権威です。

②天空の神ヌト

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僕の推しメンです。
大地の神とイチャイチャしすぎて大気の神に引き離されて、ものすごく無理な体勢で天をやっています。

③可愛い小物入れ

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なんとも可愛らしいマトリョーシカみたいなこちらは「カノポス容器」と言いまして、ミイラにする際に取り出した死者の臓物を入れます。
全然可愛くない。
ちなみに、左から

腸入れ(隼の頭)
胃入れ(山犬の頭)
肺入れ(ヒヒの頭)
肝臓入れ(人の頭)

だそうです。

④死者の書

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そして今回個人的に目玉だった死者の書の現物です。
死後の世界(冥界)の様々な試練を乗り越えるための呪文や方法が記述されています。
棺に入れられたこの死者の書により、死んだ者は冥界を乗り越え、再び転生することができるというわけです。

⑤その他

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ちなみに、古代エジプトは動物が様々なものに使われています。
山犬、隼、ライオン、ヒヒ、カバ、猫、魚、虫、羊、etc...
どんな動物が使われているか、そしてそれにはどういった理由があるかも調べてみると面白いかもしれませんね。

3,古代エジプトと日本の共通点

古代エジプトと言われて想像するのはピラミッドやミイラ、ファラオなんかだと思います。
しかし忘れてはいけないのが「エジプト神話」です。

この「神話」というもの。かなり高い確率で現代への影響が大きい場合が多いんですね。
この展示の裏テーマも「エジプト神話」ということなのでこの辺も見応えありです。

そこでもっと面白く学べるワンポイントアドバイスをしておきますね。
ズバリ「日本神道も多神教の一つである」ということを知っておくこと、です。

エジプト神話の有名人といえば、
創造神アトゥム
太陽神ラー
天空の神ヌト
大地の神ゲブ
冥界の神オシリス

ら辺でしょうか。

何が言いたいかというと、神様確変状態です。
めちゃくちゃ出てきます。
一方日本の神話。『古事記』を読むとわかりますが、神様めちゃくちゃ出てきます。
有名どころだと、
事実上創造神伊邪那岐
事実上創造神伊邪那美
太陽の象徴天照大神
暴風の神須佐之男命
芸能の神天宇受売
山の神木花咲耶姫
あたりでしょうか。

神様がたくさんいるのは不思議なことではありません。
人知を超えたものは皆「神様」だったのです。
当時であれば太陽や世界そのものも当然よく理解できていなかったでしょう。
つまり何が起こるかというと、大体同じような役割の神様がいろんな地域で登場するということなんです。

これがとても面白い。何せ1万キロ以上離れた地ですからね。
ちなみに古代エジプトは紀元前2500年ほど。この時日本は縄文時代です。

なんだか面白くなってきませんか?

この古代エジプト展では古代エジプトの創世神話についてもアニメーションを交えて知ることができますので要チェックです。


4, 雑談

両国、実に写ん歩が楽しいです。
古代エジプト展だけでなく、帰りがけ日が傾いてきた時に撮り歩いてみましょう。

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旅するフォトマガジンなのに、旅でもなければ写真より文章が多いという荒れ具合でしたが、ちょっとでも行きたくなっていただけていると幸いです。

こちらの古代エジプト展は4月までやっているのでぜひ足を運んでみてください。

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それではまた。


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Written by
H I R O M U Y O N E Y A M A



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