塩尻・音盤館・WeekendBookstore。
春先から。
(正確にはコアメンバーによると昨年末から、らしいです。その話はまた後程。)
塩尻市の市民交流施設「えんぱーく」のすぐ近くの店舗で、本や数人寄せ集めの本屋をやらないか?なんて話が出ていたんですね。
正確に言うと元・古道具屋さんであるその店舗を借りている借主さんはレコード好きの方で、そこに自分のコレクションとプレイヤー含むオーディオ類を保管。聴きたいときにレコードを聴けるオーディオ・ルームとしてつかうつもりらしい・・・。
だからオリジナルタイトルは「塩尻音盤館」。
・・・が、それだけじゃあつまらない。もったいない。
レコードが聴けて、尚且つ本が読めるスペースにならないか?と。
「えんぱーく」の中には本好きの間では有名な、素晴らしい図書館が入っているんですが。
その絡みで毎年12月、施設内で「一箱古本市」が開催されるのだが昨年のイヴェント中に、借主さんがボクの本屋仲間に声をかけたらしい。
何かできないだろうか?と。
あ、ちなみにボクはこの一箱古本市・・・出たことがありません。イヴェント・シーズンもひと段落・・・という時期のせいか毎年、本当に毎年申し込みを忘れるのです。もう4年くらい忘れ続けています。
閑話休題。
本屋仲間たち、専業の本屋さんというワケではなく別に暮らしを維持するための仕事を抱えている人がほとんど。
じゃあ、週末だけ・・・とはじまった話が春先、自分にも回ってきたというワケ。だから塩尻音盤館の中の”WeekendBookstore”と。
聞くと棚全体を何人かでシェアしてひとつの本屋とする・・・最近時々訊く”貸し棚””間借り”といったスタイルですね。
有名なのはnoteもされているこの人のお店。
うんうん、面白そう。
しかし微妙に考えてしまったのも事実。
わが寒村から塩尻までは案外距離がある・・・さらに冬期、いくつかの峠がクローズになるとさらに距離感は増す。
さらに自宅でのライブラリー&ショップ計画もある。
この時点で”例の影響”はあまり深刻化していなかったので、子供の学校や地区の行事等忙しくなりそうな気配もあった。であれば、イヴェント出店も順調に増えていくはずであったし。
さて、どうしよう。
と、そこに”例の騒ぎ”の深刻化。ほとんどの予定はキャンセル&先行き不明な状況に。
じゃあ多少忙しくなっても、時間はかかってもコイツに参加するか。基本は迷ったらやる、でしょう!と。
なにより本屋である我々、吹けば飛ぶ程度の弱者の集まりだ。ここで力をあわせずどうするのだ、と。
(反面、”みんなで何かをやる”は大概上手くいかない・・・というこれまた真実、もあるのだけれど。それは当面の間意図的に忘れることにします。)
やはりね、少し”雪解け”な感じが訪れるまではじっとしていた我々本屋衆。
6月に入ったら徐々に始めて行こうじゃないか、となって。
先日なんとかプレ・オープンにこぎつけました。7月から本格オープンです。ということは・・・。
・・・奇跡の”ライブラリー&ショップ計画”とまるかぶり。完全一致。
忙しいわけだわ。でもOKだ。ヒマよりマシだ。人様に迷惑をかける類の話でもないだろう。(”例の影響”においても。)
ということで先日の初日、行ってきました。ボクは5月のミーティング・出店者顔合わせに参加しなかったので本当に初。
驚きました。旧塩尻中心地・メインストリート沿い。「えんぱーく」斜向かい。
ちなみに結成からここら辺の細かいことを中心になって頑張ってくれたのが安曇野の「かえるBOOKS」さん。
スタートの時点で店子は、7店。とっても濃いみなさまなので各自紹介は追々・・・。
「えんぱーく」にも初めてお邪魔しました。本当にいい場所。縁も出来たことだしもし開催されれば出店しよう、一箱古本市。
OPENしてしばらく、向かいのカフェのお兄さんが特典付きチラシ&ティッシュをもって遊びに来てくれる。
聞けば彼、音的趣味にも過去の仕事遍歴にも音盤館メンバーとカブっているところ多々。
当然話は盛り上がる。今後とも相互協力を!となる。「えんぱーく」の図書館のスタッフさん達も駆けつけてくれる。当然今後も!となる。
こういうのがいいんだな。微弱ながらこのつながりが生まれる感じ。
”例の騒ぎ”・・・我々からいろんなものを奪っていったが、奪っていった一番大きなものはココら辺じゃあなかったか?オンライン〇〇、じゃあ決してない当事者にしかわからないこの感覚・・・まぁ要らない人には要らない、のだろうけど。
試行錯誤もいいところ、見切り発車も見切り発車。
でもいったい何が起きるのかみてみようじゃないか?って感じです。
今後各店持ち回りで店番を務めていくことになります。情報は今まで通りHP・Blog・facebookで。
とりあえず次回は6/21、当店coldmountainstudy店番しています。
ぜひ、塩尻へ。
最寄りはJR塩尻駅、お車は近くのパーキングをご利用下さい。(ご相談下さい。)
http://www.coldmountainstudy.com/
coldmountainstudy@gmail.com
coldmountainstudy 店主:鳥越将路