リベンジ!テント泊八ヶ岳全山縦走2023 DAY1
ちょうど1年前、2022年6月にチャレンジした八ヶ岳全山縦走が思い通りに出来ず、
そのとき撮った写真に写ってる自分がとても太っていて絶望したので1年間ジムに通い、ランニング、トレランを始めました。
去年の記録はこちらから
1年間の特訓の成果を試すために1年ぶりの八ヶ岳全山縦走を決行。
去年が蓼科山がゴールだったのを今年は八子ヶ峰まで延長しました。
さらに2泊3日だったのを1泊2日に短縮。
難易度は去年よりアップしています。
八子ヶ峰まで延長したのはThe North Face のYouTubeに投稿されている八ヶ岳FKTの動画の影響です。
相棒は前回に引き続き、ヤマムラ。さらに今回は仲間のタカヤが送迎とテント泊地である青苔荘での食事のサポートを快く引き受けてくれました。
今回歩いたコースはこちら
快調な滑り出しと予想外の天気
日付が変わる直前に地元を出発し、観音平に到着したのがちょうど深夜3時
最初の編笠山までの急登は疲れましたが去年に比べて明らかにペースが早い(特に無駄に止まらずに進めている)のですでに成長を実感しました。
天気予報を見る限り1日目に小雨が少し降る程度の予想でしたが、
編笠山の頂上に着く頃には強い風と雨に打たれて2人とも寒さに震えはじめます。
編笠山を越えて権現岳と進みますが雨と風は強くなる一方なのでお互い途中でレインを着込みました。
途中キレット小屋到着すると小屋の軒下に女性2人が潜り込んでいることに気がつきました。
最初はなんでそんなとこに?!驚きましたが僕らが休んでいる間に這い出してきたその2人は特に困ってる風には見えなかったので特に声もかけずに先に進みます。
後に赤岳の途中でレスキュー隊とすれ違ったのですがその2人は雨風で動けなくなってしまった2人だと知りました。
昨年のリベンジ
赤岳を登る最中に雨が強くなったと思ったらまさかの雹。
大きさは米粒より小さいくらいでしたが、数が多く傾斜の急な赤岳を登るのに上を向きたいが顔にあたると痛くてたまらない。
そういえば去年の赤岳も少し雹に降られた気がします。
つくづく赤岳の天気運がない。
ここまで眺望はほぼなし、進んでいくと霧の中から山のシルエットがぼんやりと浮かび上がってくるので次の山への覚悟ができません。
体力以上にメンタル的にかなり厳しかったです。
悪天候の中なんとか赤岳に登頂。相変わらず景色も見えないのでそのまま展望荘まで進みます。
去年はここで計画を変更して先に進むのを諦めて業者小屋へ降りましたが今年は思いの外体力が残っていてかなり安心しました。
いつまでも回復しない天気
自分の中で去年ボロボロにされた赤岳が一つの関門だと思っていたので安心し切っていましたが天候は相変わらず良くならず、むしろ悪くなる一方。天気予報はなんだったの??
いつもは穏やかなヤマムラと2人で天気に対してブチギレながら登りました。
赤岳を登り切り、安心し切っていましたが、先の見えない中進む横岳はいくつものピークを登り降りするためかなり辛かったです。
なんとか硫黄岳山荘に飛び込み食事を頂きます。
始めて硫黄岳山荘に来た時も土砂降りから助けてもらったし、去年の全山縦走のときもかなり朝早くから食事を用意してもらって、1番お世話になってる山小屋だと思います。
設備も非常に綺麗で使いやすいのでいつか泊まりにきたい小屋の一つです。
山荘を出ても雨は止まずむしろ硫黄岳頂上が雨風のピークに
なぜか麓の街は見えていて、晴れていそうなのでちょうど山だけがすっぽり雲に入ってしまったようでした。
その後も根石岳、天狗岳進んでいきます。
ここの区間の登山道は八ヶ岳の中で個人的に1番好きなスポットなので楽しみにしていたのですが案の定真っ白で眺望ゼロで凹む。
天狗以降は大きなのぼりはなく降り基調なのでひとまず1日目のゴールである白駒池には明るいうちに辿り着けそうだなと一安心。
天候回復&思わぬ出会い
天狗岳を降り終わったあたりからやっとお日様がちゃんと顔を出して青空が見え始めました。
雨の中のテント泊になら無かったことが不幸中の幸いです。
中山に向かう途中で戸越銀座にある
クラフトビールショップ drifter's standのお二人にまさかの遭遇。
少しお話しさせて頂いてとても元気出ました。
1度お店には行ったことあるんですがまた都内に足を運んだ際にはお店にお邪魔させてもらおうと思います。
メンタル削る地獄の降り
中山から高見石小屋までは地獄の降り
長い長い降りでかつ滑りやすい岩が無数にありとても歩きづらく、メンタルと体力を削っていきます。
なんとか高見石小屋につくも白駒池まではルートが2つ
ひとつは地図上の距離は短そうだがコースタイムは長そうなルート
もう一つは遠回りに見えるがコースタイムは短そうなルート
僕たちは後者を選択しましたが正直ミスりました。
さっきまでの降り延長したかのような歩きづらい道は12時間以上歩き続けていた僕らの体力とメンタルにはかなり厳しいものがあり思うようなペースで進むことができませんでした。
なんとか白駒池にある青苔荘に17時すぎに到着して1日目の山行が終了。
仲間のサポートは最高
青苔荘に今回送迎と食事をサポートしてくれる仲間のタカヤがすでに到着しており、僕たちの食事を作ってくれました。
身体はバキバキに疲れていたのでテントを準備するのもめんどくさく、ぶつぶつ文句言いながら張りつつ、用意してもらった食事にありつき9時前には気絶するように寝てしまいました。
2日目に続く。
2日目はコチラ
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