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殿堂入りで好きな香りを言語化してみる
こんにちは!ばらんです。
今日は、わたしが世界で1番好きな香り、ジョーマローンのウッドセージ&シーソルトの魅力を語らせてください。
この香り、公式ホームページでは以下のように表現されています。
英国の海岸の爽やかな空気を吸いこんで。風が吹き抜ける海岸は、海の塩と険しい崖のミネラルの香りに満ちています。荒々しい海で、浸り砕ける波の音が、五感を刺激します。英国諸島の自然の美しさが、フレッシュなウッディセントにインスピレーションを与えます。
この表現も分かるのですが、わたしがウッドセージ&シーソルトから受ける印象とは少し違うので、自分なりに言葉にしてみようと思いました。
わたしのウッドセージ&シーソルト
わたしにとってのウッドセージ&シーソルトは、海岸に吹き抜ける爽やかさというよりも、家庭的で内面的な温かさを持ち合わせた香りです。
公式に倣って、ストーリー仕立てで表現してみます。
冷たい風が木々の間を吹き抜け、息が白く立ち上る。
踏みしめる雪のきしむ音が、森の静寂をさらに深める。
ログハウスの扉を開けば、迎えてくれるのは柔らかな温もり。
暖炉の火が揺らめき、顔を照らす優しい光に目を閉じる。
全てが穏やかな瞬間。
自分だけの居場所があるという至福。
ほんとにこんな感じなんです(!)笑
家族の変遷を見守ってきたリビングの小窓のカーテンを揺らす風のような、思わず顔をうずめたくなる洗いたてのタオルケットのような、ふわりとした温もり。
日常の中でふと感じる、安心感に満ちた空気。
それがわたしにとってのウッドセージ&シーソルトです🍃
温度差が織りなす心地よさ
ウッドセージ&シーソルトの魅力は、その「温度差」にあると思っています。
温かさと清らかさという、相容れないように思える要素が見事に調和しているのです。
トップノートに広がるのは、ふかふかの羽毛のような豊かさを感じるアンブレットシード。何者であれ温かく受け入れ、包み込んでくれる聖母のような印象を受けます。
中心に漂うシーソルトの香りが特徴的で、海風が髪を梳かしていくような清々しさを感じさせます。
ベースノートにはウッドセージが据えられています。
だんだんと温度差が落ち着き、深い森のような静寂に導かれるのはそのおかげかもしれません。
この温度差が織りなす心地よさが自分自身のどこに響いているのかは分かりませんが、直感的に惹かれるものがあり、殿堂入りで好きな香りです💭
自分だけの特別な日常
香りって本当に不思議。
感じ方は人それぞれで、そこには明確な正解も間違いもありません。
だからこそ、香りの表現には個人の感性が色濃く反映されて面白いのだと思います。
ちなみに、ウッドセージ&シーソルトはわたしにとって、「人から香ってくるもの」として惹かれるというよりも、「自分だけの領域」にあって心地よく、落ち着ける、幸せになれる香りです。
当たり前のようでいて、かけがえのない日常。
できれば秘密にしたいけれど、小さな声で世界とシェアしてみたくなる。そんな香りです。
今回、香りという五感で受け取れるものの中ではわりと抽象的なものの表現に挑戦してみて、とてもわくわくした気持ちを感じました。
ウッドセージ&シーソルトはアイテムによって少しずつ香りに変化がある気がします。
(例えば、ハンドクリームとコロンでは結構違う…!)
次はキャンドルを使ってみたいです🕯