書く人に読んでほしい魔法の3冊
noteを利用する人なら「書きたいけど書き方がわからない」とか「どうしたら上手に書けるようになるんだろう」と思う人も多いのではないでしょうか。
そんな方のために私が書くうえで参考にしている3冊をご紹介します。これらの本を読み終わった後、きっとあなたは魔法にかかったように書きたい気持ちでいっぱいになるでしょう。
書く習慣/いしかわゆき
この本では一貫して楽しく書くためのコツが書かれています。「誰でも、なんでも、書いていい。」といわれると、書くハードルがぐっとさがりますよね。毎日1行でも自分の興味のあることや好きなことについて書き続けることで自然と自信が生まれてくるといいます。自分の文章に自信が持てると、次の一歩を踏み出す勇気が湧いてくるはずです。
本を読む時間がないという方は「お悩み診断チャート」で勇気、習慣、ネタ、思考、技術、気持ちの6項目の中で自分になにが足りないのかを知るところから始めましょう。診断ででた結果の章から読んでみて、「とりあえず書いてみる」ということを目標にしてもいいですね。
書いて生きていくプロ文章論/上阪徹
「文章論」というタイトルから難しそうな印象をもつかと思いますが、全くそんなことはありません。「最も重要なことはわかりやすく正確な文章を書くこと」だといっている通り、とてもわかりやすく上手な文章を書く極意が書かれています。
第4章・第5章では「聞く力」について書かれています。確かに聞き上手な方は話し上手でもありますよね。取材やインタビューが苦手という方にもオススメの1冊です。
それ、勝手な決めつけかもよ?/阿部広太郎
この本では、人は誰でも自分の価値観から「勝手な決めつけ」をしてしまうということが書かれています。コミュニケーションにおいて、自分の「勝手な決めつけ」で判断するのではなく、相手の言葉や行動を理解することが大切だそうです。本を読み進めていくと、「休校期間」を「創造的休暇」と捉えたニュートンのようにものの見方もひとつではないということに気づかされます。
また、私は阿部さんの講演を聞いたことがあるのですが、「おすそわけ」や「おみやげ」など思いやりにあふれた言葉をたくさん使われる方でした。その言葉を選ぶ人柄がこの本全体の優しい雰囲気をつくりだしているように感じます。
「書く習慣」では書き続けることが自信につながるということ、「プロ文章論」では正確でわかりやすい文章を書くこと、「それ、勝手な決めつけかもよ?」では様々な視点をもち相手を理解することの重要性がテーマとなっています。それぞれ異なるテーマを扱っていますが、どれも共通して「伝える相手がいることの大切さ」が書かれています。
「書く」ということは自分と向き合う孤独な行為のように思えますが、読者の存在を意識することで、ひとりではないという感覚がうまれます。誰かが寄り添ってくれていると思うだけで、まるで魔法にかけられたように書くのが楽しくなるでしょう。
誰かを想いながら、まずは一文、書くことから始めてみませんか。
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