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安藤祐介『本のエンドロール』

一冊の本が手元に届くまでにどれだけの人の労力が携わっているか。
この本は、印刷会社で働く人たちの物語。
書籍から電子書籍へと時代が変遷する中で、作家や編集者にも劣らぬ本への情熱を持ち、また会社員として、会社のため、家族のため、そして自分のために「働く」ことに思い悩みながら日々を葛藤する。
彼らの成長と様々な想いと共に形になろうとする本たちを通し、印刷の工程を知ることも出来る。
形を成すということは、形にした人たちが居て、その人たちの想いが乗っていることを忘れてはいけない。


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