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隠居学?

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加藤秀俊先生の真似をして、雑学的な散文をものしてやろうという魂胆です。
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記事一覧

「使える 弁証法―ヘーゲルが分かればIT社会の未来が見える」(田坂 広志)を読む

 2005年に出版された本を今ごろになって、初めて読んだ。ブロードバンドが登場した頃に、ITが…

新しい封建制とは?

 最近、気になった本を二冊読んだ。読みながら思ったことなどを記しておきたい。 「新しい封…

タンメン

 タンメンとは、もやしやキャベツなどの野菜を豚肉と一緒に炒めて、塩味のスープと一緒に煮込…

谷保天満宮(東京都国立市の縄文神社?)

谷保天満宮の由来  東京の天神さま(菅原道真公をお祀りした神社)で有名なのは、湯島天満…

二宮神社(東京都あきる野市の縄文神社)

 武藤郁子さんという方が「縄文神社」という著書を世に出されている。知る限り、首都圏篇と関…

門前蕎麦の由来

 東京は府中市の大國魂神社の近くに府中砂場という蕎麦屋さんがある。先日、所用で府中に出か…

私を構成する音楽3選(民俗学的回想)

 菊地暁氏の「民俗学入門」(岩波新書)にある、この学問においては「私(たち)が資料である」という言葉を頼りに、自分が親しんだ経験から日本の音楽を勝手に振り返った。題して、「私を構成する音楽3選」。  大学生になってからクラシックを聴きかじるようになった。大バッハやベートーベン、ショパンにドビュッシー、マーラーなどを好きな音楽家として挙げたいし、今はクラシックギターを習っているからフランシスコ・タレガも外せない。  でも、よくよく考えたら、もっと幼少の頃から受動的に聴いてい

私を構成するマンガ3選(民俗学的回想)

 菊地暁氏の「民俗学入門」(岩波新書)には、この学問においては「私(たち)が資料である」…

食べ物のブーム

 柳田國男の「明治大正史 世相篇」という書物には、われわれにとっては昔の時代の風俗や世相…

横浜家系ラーメンのあれこれ

家系ラーメンとは  先に、二郎系ラーメンについて思うところを書いたので、こんどは横浜家系…

デフレと二郎系ラーメン

 一年前の今頃、横浜家系ラーメンの大和家が二郎系ラーメンの田田(だだ)と提携して、二郎系…

通勤という時間

働き方改革と通勤時間  洋の東西を問わず、農業や手工業は元々は家族単位で行われていた。産…

既知のものになぞらえて名前をつけること

あやかり鯛  先日、なじみの店で酒と肴を楽しんだ時に、「こしょう鯛」なる魚が入ったという…

青梅散策

1.住吉神社から中世の青梅を垣間見る  青梅に出かけたのは新型コロナでまん延防止措置が発令される前日の1月20日のこと。いろいろと行動制限がかかるかも知れないけれど、博物館や美術館が楽しめなくなっても神社・仏閣ならば大丈夫だろうと思ったから。いくつか近隣、多摩エリアを調べた中で青梅の住吉神社が立派そうで駅の近くなので足を伸ばしたしだい。  平日だったので街は人通りも少なくて静かだった。地図によると青梅線の線路脇を辿っていけば住吉神社に行き着くらしい。着いたは着いたけれど裏