B.LEAGUE TRYOUT2021を振り返って
こんにちは。
僕は6/20に行われたB.LEAGUE TRYOUTにプロ志望コーチとして参加しました。
詳細まではプライバシー上の問題で書くことができませんが、そこで何を意識して、何を得たのかを文章にして振り返っていきます。
受けるに至るまで
実際のところ、受験するつもりはなく、4月までは教員採用試験一本で行くつもりでした。
たまたまトライアウトのお知らせをTwitterで見かけ、受けることを考えました。
僕の夢は、世界に羽ばたけるようなバスケットボール選手を育てることです。
その夢を思い出した時、それまでは教員として中高の部活に関わることが一番だと思っていましたが、Bリーグのユースチームの指導者を目指すのも自分の理想に合っているんじゃないかなと考え、受けることに決めました。
要項にユースチームの指導者を目指す者を発掘という文言があったことも大きいです。
書類選考にあたって、履歴書に加え、志望理由書と自己PR動画(任意)の提出が求められました。
特に自己PR動画の作成には苦労しました。
僕自身のビジョンと、具体的に何をしていたかと、かける思いを伝えようとして以下の動画を作成しました。
https://youtu.be/laF6CNdCVi0
今思うと、ハイライトに加えて、声や文字も加えて自分に何ができるかをアピールできたらもっと良かったのかなと思います。
また、当日の準備としては、自分がコーチとして大切にしたいことや自分の長所短所を再確認し、戦術のインプットや参加する選手のPR動画を見ることなどに努めました。
大学の先輩や同期、友人にも相談に乗ってもらいました。(ありがとうございました!)
当日やったこと
トライアウトの内容は、基本的に参加する選手のスクリメージ(練習ゲーム)のコーチをすることでした。
正直めちゃくちゃ緊張しました。
僕はそれまでチームのヘッドコーチとして指揮を取った経験もなく、プロ選手を本気で目指す選手に対してコーチングをするのは楽しさもありましたが、本当にプレッシャーが大きかったです。
だからこそ、僕の持ったチームではコミュニケーションをまず大切にし、そこの声かけを特に気をつけました。
試合中や前後のハドルを積極的に組むことを求めたり、選手が求めていることや疑問点などを聞き取ったりしました。
選手の話しやすい環境がうまく作れたかは微妙ですが、選手の意見などを聞き取りながらの双方向的なコーチングというところはそこそこできたのかなと思います。
練習ゲームの戦術としては、ハードなディフェンスから攻撃回数を増やすことを求めました。
意図としては、攻撃回数と1on1のチャンスを増やすことで、選手がアピールするためのポイントや回数を増やすことがありました。
オフェンスでは、まず走るレーンを決め、ボールプッシュからのペイントタッチから1on1をクリエイトするという原則のもとで指示を出しました。
セットオフェンスは、選手が求めているかを確認しながら取り入れるようにして、できるだけシンプルに選手のいいところを発揮できることを目指しました。
ボールプッシュに関しては、ハンドリングやスピードに自信のある選手が多く、いい形のペイントタッチが出せたと思います。
ただ、走るレーンを徹底できなかったのが一番の反省点です。
コーナーまで走り切ることがあまりできずハンドラー先行になってしまったため、アーリーエントリーの時のフロアバランスが悪くなってしまい、攻撃が詰まってしまいました。
今回はセットオフェンスへの切り替えで対応しましたが、走る選手とプッシュする選手を決めて、アーリーの形からフロアを埋めるオフェンスにスムーズに移行できるような指示(トレイルからのピストルなど)をわかりやすく示せれば良かったな思います。
ディフェンスでは、とにかくボールに対してハードに、スティールとターンオーバーを増やすことを目的としました。
そのために、2線はディナイ、3線がヘルプポジションの準備というように、周りもボールマンに対して間接的にプレッシャーを与えるための指示を出しました。
PnRに対してはできる限りハードなブリッツで対応しました。
コンセプト自体は間違いでなかったとは思いますが、相手チームの速いプッシュを止めきれなかったことが課題でした。
マッチアップを早くし、オフェンスリバウンドの時からマッチアップできるように対応しましたが、2-3人目のランを止めきれず、ペイントバックからのマッチアップしてスローダウンさせるチェンジングも行うべきだったと思います。
トライアウトを通して学んだこと
トライアウトを通して、経験や知識のなさも痛感しましたが、それよりも人とのつながり方の大切さを学びました。
他のコーチは、自分よりもコート内外でのコミュニケーションに積極的で、僕もコミュニケーションは大事にしようとしていたつもりですが全然足りていなかったことを思い知りました。
自分と他のコーチとの大きな違いは、会場に来るまでの人間関係の構築の仕方にあったと思います。
他のコーチの方に話を伺うと、どの方も自分のチームだけでなく広く人間関係を持っておられて、自分のいるコミュニティがすごく狭いものだということを実感しました。
実際に、他のコーチの話の深みは自分とは全然違い、その方の経験や、そこから得た知識や考え方を感じ取れるものばかりでした。
広大のバスケ部で少しは成長したつもりでしたが、全然井の中の蛙でした。
外の広い世界を知り、その世界との関わり方を見出せただけでも本当に大きな収穫だったと思います。
これからに向けて
これから僕がやるべきことは、もっと積極的にいろんなことを自分の手と足で学びに行くことだと思います。
幸い、あと約半年大学生である期間が残されています。
その時間が許す限り、今まで知らなかった世界を知れるように行動していこうとおもいます。
そして、人とのつながりを大切にし、これからの自分が成長するための環境を自分の手で作り、理想とするコーチに少しでも近づけるように取り組んでいきます。
もし読んでくださってる方、機会があればぜひ僕にいろいろなことを教えてください!!
最後まで読んでくださってありがとうございました!!
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