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人材開発加速化の6つの必須要件および各事項と関連する主要なシステム

全6章は6つの人材開発加速化の必須要件です。その6つの人材開発加速化の必須要件を通じてリーダー育成のあらゆる取り組みを評価し強化するレンズのようなものであるが、成長速度が最高潮に達したときに最もうまく適用できるものでもある。そのため、これらの事項が特に後継者管理に有益だと感じる人も多い。後継者管理は、空きポストの補充という緊急性の高い問題に関わるからだ。本コラムは、主に後継者管理に重点を置き、 6つの必須要件の機能を示していく。また、これら必須要件はリーダーシップ能力開発においても非常に役立つ。 

あなたの組織が対象とするのは後継者管理システムか、リーダーシップ能力開発か、あるいはタレントマネジメント・システム全般か。どれを取るにしても、人材開発の加速化の6つの必須要件を考慮することは有益であり、大いに役立つだろう


第1章.コミットする~人材開発の加速化をビジネスの最優先とする

🔶「主要なシステム活動」→人材開発の加速化戦略

・人材の需要と、ビジネスや組織文化の戦略の整合性をとる。
・リーダー育成の取り組みと結果のうち、最も優先度の高いものを特定する。
・リーダーシップ能力の分析を行って、人材育成のための論拠を補強する。
・短期および長期的な人材開発システムの優先順位を決める(人材のギャップにどう取り組むかなど)。

第2章.目標を定める~自社のビジネス状況におけるリーダーシップの成功を規定する

🔶「主要なシステム活動」→サクセス・プロフィール

・コンピテンシーと、ビジネスの成功に最も重要なリーダーシップの課題の整合性をとる。これによって、サクセス・プロフィールのための基礎ができる。
・リーダー移行時の主要な課題を例示して、リーダーシップ全階層にわたってサクセス・プロフィールの整合性をとる。
・リーダーシップの各階層に求められる知識、経験、コンピテンシー、個人特性を明確化する。

第3章.特定する~開発を加速化する人材を効果的かつ正確に決める

🔶「主要なシステム活動」→タレントレビュー(ポテンシャルを特定)

・重要なポジション、ユニット、グループの実績と成長がビジネスのニーズにいかに沿っているかを効果的に見直す。
・ハイポテンシャル・リーダーを正確に特定する。
・誰の成長をどう加速させるかを決める。

第4章.診断する~リーダーへの準備度を正確に診断し、有益なフィードバックを提供する

🔶「主要なシステム活動」→診断とフィードバック

・将来のリーダーシップ課題に対する個人とグループの準備度を診断する。
・ハイポテンシャル・リーダーと重要なポジション、業務、階層の後継者となりうる人材を診断する。
・目標となる正確な能力開発を行うために、キーアクションを使って評価する。
・将来のビジネスシナリオと共通のリーダーシップ課題に対する準備度を客観的に分析する方法を調べる。
・活発で積極的なフィードバック文化を作る。

第5章.成長する~適切な能力開発を実現させる

🔶「主要なシステム活動」→能力開発の方法(個人およびグループ)

・独自の学習ニーズを支援するための能力開発方法について、幅広い選択肢を用意する。
・能力開発の方法と、組織の成長のニーズおよび個人の成長のニーズの整合性をとる。
・ビジネスの成功に必要なリーダーシップ能力開発プログラムの適用と実践を発展させる。
・リーダーシップの能力開発を継続的なプロセスにして、学習と実践の境界線をなくす。

第6章.持続する~成長のためのエネルギーを精力的に作り出す

🔶「主要なシステム活動」→測定、アカウンタビリティ、コミュニケーション戦略

・経営幹部がモデルとなり、能力開発の加速化活動への積極的な関わりを確実にする。
・グローバルな連携とエンゲージメントを推進する。
・システムの整合性と経営幹部の間でのアカウンタビリティを確保する。
・あらゆるプロセスの参加者にスキル習得の機会を確保する。

🔵おすすめ人材アセスメントソリューション

①コンサルティングソリューション

②オンラインシミュレーションアセスメント&アセスメントシステム

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🔵DDIとは

DDIは、世界最大手の革新的なリーダーシップ・コンサルティング企業です。1970年の設立以来、この分野の先駆者として、リーダーのアセスメントや能力開発を専門としてきました。顧客の多くは、『フォーチュン500』に名を連ねる世界有数の多国籍企業や、『働きがいのある会社ベスト100』に選ばれている世界の優良企業です。

DDIでは、組織全体におよぶリーダーの採用、昇進昇格、能力開発手法に変革をもたらす支援をすることで、すべての階層において事業戦略を理解し、実行し、困難な課題に対処できるリーダーの輩出に貢献しています。

DDIのサービスは、現地事務所や提携先を通じて、多言語で93カ国に提供されています。また、同社の研究開発投資は業界平均の2倍であり、長年にわたる実績と科学的根拠に基づいた最新の手法を駆使して、組織の課題を解決しています。

◆DDI社の4つの専門分野

DDI社は、4つの専門分野を中心に、長年の実績と科学的根拠に裏付けられたソリューションと、より深い洞察を提供し、優れた成果を生み出しています。

🔵会社概要

会社名:株式会社マネジメントサービスセンター
創業:1966(昭和41)年9月
資本金:1億円 (令和 2年12月31日)
事業内容:人材開発コンサルティング・人材アセスメント

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