『発達障害人こそ、良く寝るべし』それが君のスーパーパワーにもつながる。結局 いいところしか伸ばせない発達障害人。無理しない事がすべてへの近道。
日本語教師を目指す人は、本当に多種多様で、十人十色だ。
定年退職後に志す男性、カフェでアルバイトをしながら通う20代の女性。
中には、日本人ではない方もいる。
進路選択への考えも、実にさまざまだから、面白い。
最近は、授業でのグループワークで少人数でディスカッションする機会も多い。最初のアイスブレイクでの自己紹介。せっかくなので、私はいつも、この仕事を志したバックグラウンドも話すようにしている。
そうすると、みんなも続いてなぜこの仕事に就こうと思ったのか、現在の仕事は何なのか…など、シェアしてくれるのが本当に興味深くて、それを聞くのが 近頃のちょっとした楽しみだ。
にほんごを教える、というのに必要な知識というのは、母語話者の自分だからこその新たな発見の連続で、勉強自体も楽しさがある。「ちょっと」と「すこし」の違いを説明しなければいけない場面なんて、普通はあまり考えないだろう。(ちなみに、「ちょっと」という言葉は、量や程度という基本的な使い方だけでなく 呼びかけや遠まわしな否定として 日本人は使っている。)
ところで 最近すごく楽になったと思うことが、休むことを覚えたこと。
疲れやすくて体調が悪いのを我慢するのが、当たり前だと思っていたのだが、実は今までの人生、ずっとかなり無理をしていたらしいことに気づいた。
感覚過敏で刺激に敏感なのと、外の世界では情報を一気にとらえすぎてしまい、体中のセンサーが働きすぎてしまうので、私は疲れやすくて慢性的に頭痛だったり胃痛があったり、どこかしらいつも体調が悪い。というか、悪かった。
常に薬でなにがしかの症状を抑えるものを内服し、業務に支障がないように過ごすのは当たり前で、それで仕事ができる状態なのであれば「健康」だと思っていた。
多少体調が悪いとか疲れているなんて、誰でもあるし、社会人たるもの、いちいちそんなの口に出さないで、薬を飲んで動ければいいのさ~と、甘く見ていたというか自分に厳しくしてきた。
でも、退職から丸3か月、フルタイムで仕事をしない、時々日本語を教える機会をいただきつつ、学生をやり、育児をし、とスローライフを送ってみたところ、
なんだかものすごく寝る、ということに気づいた。
寝ても、寝ても、眠れる。昼寝もする。
今まで、睡眠は6時間程度だった。休みの日でも早く起きて、ずっと動き続けていた。自分は、長く眠れない動物で、短時間睡眠でも大丈夫なクロノタイプの人間だと勝手に分類していた。
「もしかして、本当はこのくらい眠るのをこの体は必要としていたのかもしれない。」
3か月体を甘やかして、ずいぶん過労だったんだなあ、無理していたんだなあ…と振り返る。
結果として、いますこぶる体調もいいし、ストレスといえば、
「もっと働いて早くお金を稼ぎたい」という欲求が満たせない事くらい。
頭痛もないし、胃痛もない。息子にもしょっちゅうイライラしていたのに、
いまでは一緒にゲームをする仲に。
わたしはシングルマザーだし、お金を稼ぐことも仕事をするのも大好きだ。
(だった。)
ついつい、残業が多そうでも、給与の高くて忙しそうな病院を選ぼうとしてしまう。忙しく動くのが好きだし、手と頭を動かして集中するのが好きだ。
変に単調すぎると、退屈してしまってダメなのだ。
10月末あたりから、看護師の仕事を再開しようと思っているわけだけど、
この体調の良さを知ってしまったことと、日本語教師の仕事とのバランス感とを並べてみて、さてどうしたものか、と考える。
こんなにもゆっくりと、仕事を休んで学校に行くということをしたことはないのだ。大学だって公立病院での仕事しながら行っていたし。
今まで、大変そうなことをあえて選んできた感があるけど、今度ばかりは、スロースタートで、いわゆる「安定」の正社員の求人は保留として、
一か所でたくさんのお金をいただく、ではなく
これだけ稼げは生活はしていける+フリーランスで働くという道を踏み出してみようかな、と改めて思い直している。
(とはいえ なんだかんだ、少しずつ少しずつ、フリーへの活動もカメのペースで進んでいる気もする。)
いまは、日本語教師用のホームページ作成を少しずつやっているのと、
カウンセリングのホームページ作成に手を付け始めたのと、
合間に、授業内容の構想を練って、コンテンツを作成したりと、
そのときアイデアが来そうなものを気分に応じて選んで進めている。
で、眠くなったら寝る。
こんな風にして作業していると、寝たいだけ寝た後の脳がめちゃくちゃスッキリする。
先日の科目試験の2科目は、試験当日の朝の電車の中と、午後は試験直前の昼休みに勉強しただけだけど、60分の試験時間中、15分で回答を終わらせ、100点満点で合格した。
前日は、悪い先延ばし癖が出てしまい、寝まくってしまったぶん、「超集中力」を120%発揮して、なんとか乗り切ることもできた。(超集中すると、6倍くらいのスピードで本を読んで覚えられるという能力がある 笑)
今まで信じてきたものが、ことごとくいい意味で崩れていっている。
だめだったら、そのとき考えればいいのかな、というグレー思考も受け入れられそうだ。
気ままに書いてしまったけれど、人生折り返し地点。
完璧主義を捨てて、「柔(やわ)く」、『ゆとり』から可能性につなげるようなスタイルに挑戦してみたいと思う。
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