見出し画像

詩 「遺書」


わたしにしか
できないことが
きみの世界を形づくる
ひとかけらであったら
わたしという小さな星は
どんなに美しく輝けるだろう

きみにしか
できないことは
きみがいるということ
きみがいるということは
わたしがいるという光の何倍も
わたしの世界を照らしてくれた
 
わたしは
わたしの輝きを失っても
きみを忘れはしないだろう

わたしが
わたしを忘れても
きみを憶えているだろう

なにもかも
きみが世界だった



いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集