「虫育児」ってスゴい! でも「鉄道育児」もおすすめです
Voicyのパーソナリティ竹澤夏央さんの「虫育児」の本、もう読みましたか?
(Kindleアンリミテッドで無料で全部読めます。以下の表紙画像クリックで試し読みもできます)
やっぱり「自然からの学びって素晴らしい」の一言。
虫って、あの小さい体に不思議と神秘をこれでもかってほど秘めていて、純粋にものすごく魅力のある存在なのですが(私も虫はかなり苦手でしたが、それであっても)、
子どもが熱中しているものを題材に、深く掘り下げて親も一緒にとことん楽しむことで、「学びを楽しむ好奇心」と「親子の絆」が得られるのは間違いない、と私も実感しています。
著者の竹澤さんも、
と語っておられますが、心から共感です。
というか、「好き」からでないと、子どもは学べないのです。
そこを大事にするしかない、他にしようがないのです。
わが家の場合、その対象は「鉄道」でした。
(あえて「電車」と言わないのは、電気で走る「電車」だけでなくディーゼルで走るタイプの鉄道も含むため)
上記の「虫育児」の本に「虫育児」の魅力と具体的な方法などが書いてあるのですが、私もここで「鉄育児」について語りたいと思います。
(鉄道好きは「鉄道」を「鉄」と略します。例:「乗り鉄」は乗車するのが好きな鉄道ファン、「撮り鉄」は鉄道の写真などを撮るのが好きなファン。「最近鉄分足りないな~」「鉄分補給してきた」などと使ったりもします)
「鉄育児」もスゴいですよ!
正直なところ、鉄道が好きだった長男は、鉄道のおかげでたいぶ早期に賢くなりました。そのおかげで、育児も比較的ラクで楽しかったし、性格的にもだいぶ「生きやすい子」になったと思います。
例えば、
などなど。
鉄道のおかげでたいぶ学ばせてもらったな、私も楽しませてもらったな、と思っています。
なぜ、鉄道が好きってだけでそんなことになるのか?
それを少し解説したいと思います。
ひらがなが自然と読めるようになる
好きなもののことを知りたい!っていう子どもの純粋な情熱は素晴らしい熱量です。
そして、この年頃(未就園児・未就学児)の子どもは学校にも行っていないし他に覚えることがないので、ものすごく吸収します。これは簡単だから覚えられる・難しいから覚えられない、っていう大人の尺度とは別のシステムで脳みそが動いています。
こんな感じです。
その覚えるメカニズム的には、「この電車がこの名前」と覚えるのと同じで、文字も最初は単語の形で図形として認識し、その図形の名前として読み方の音を覚えていた感じです。
たとえば、「こまち」は「こ」と「ま」と「ち」なのではなく、
「こまち」という図形で音が「コマチ」だ、というセット覚える。
他に「こだま」という言葉も同様に。「こだま」という図形が「コダマ」という音だと覚える。
するとそのうち、あれ?最初の音が一緒だぞ、さては「こ」は「コ」って読むんだな、と気づき、後から1文字ずつに分解する。
そこで、「こ」=「コ」と一文字単位で認識する。
それの繰り返しと掛け合わせて、いつの間にか全文字を覚える、という仕組みです。
カタカナはひらがなに形が似ているし、ひらがなの後でなんとなく覚えちゃいます。
長男の場合は、0歳で抱っこやベビーカーの頃から電車やバスに興味を示し始め、2歳ではいっぱしの鉄道オタクだったように思います。
3歳差の下の子がおなかにいる時、妊婦検診にいくときに電車に一緒に乗っていて、濁点の混ざった駅名を読んだのを「濁点も読めてすごいな」と思ったことを覚えているので、上記の思考を2歳台でやっていたことになります。
未就園児、あなどれない! 子どもって天才です。
5歳で日常的な漢字が全部読めるようになる
漢字の覚え方も、基本的にはひらがなの覚え方と同じです。
例えば、「新幹線」という文字を駅でよく見ているので「新幹線」が「しんかんせん」なのは知っている。
ある日お出かけすると、「新木場」という駅があり、アナウンスで「しんきば」という。
別の時に山手線に乗ると「新橋」「新宿」「新大久保」などという駅があり、どうやら最初の一文字が同じ形だ。
そうか、「新」は「シン」と読むんだ。
そして、「新宿」と「原宿」で「宿」も覚え、
「大久保」と「大崎」で「大」を覚え……
の繰り返しです。
「新」が「新しい」という意味の字だ、ということはその時におしゃべりしながら言ってあげればよいです。そうしたら、意味も覚えます。
コツとしては、意味や成り立ちなどを雑談としておしゃべりすること、「新橋の『新』と一緒だね」などとリマインドのおしゃべりとすること、帰ったら(電車の中や待ち時間などでも)絵本や図鑑を見て「同じだね」と確認すること、くらいでしょうか。携帯を見たりせずに普通におしゃべりしていればそれでいい、って感じです。
鉄道は、音(アナウンス)、漢字(駅名等の表記)、ひらがな(ふりがながふってある)、アルファベット(英字表記もある)が全て同時にあり、しかも随所で繰り返されているので、文字を学ぶのにとても効果的なのです。
長くなってきたので、この辺で次回に続く、とします。
鉄道だけでなく、車好き、ポケモン好きなどなどにも応用できるのではないかな、と思うし、子どもが早く文字を読めるようになるとかなりラクで便利で楽しくおすすめなので、少しこのお話を続けたいなと思っています。
(防犯に役立つ、前向きな性格を作るなどの効能もあります)
ここで、
「え、うちも電車好きだからちょっとそういうの興味ある」。「でもガチで駅とか行くのはちょっと嫌かも」、「どこかラクに電車みられるところは?」という方にはこちらの本を参考にするとよいと思います(東京・関東になりますが)。
ガチ鉄道本はまだチョット(たいがい大判で持ち運びづらいしね)…というママでも読みやすいライトな1冊で、ママ目線の情報なので実行しやすいです。
実際に当時の私がボロボロになるまで読んだのはこの本の前のバージョンの「子鉄&ママ鉄の電車ウォッチングガイド」という本でしたが、レストランやカフェなどママも美味しくお茶できてベビーカーの下の子がいても安心で、多少疲れていても行ける、という感じの場所がたくさん出ていてよかったですよ。こちらの本は古いので中古なら1円とかで売っているので、パラッと見てみてもいいかもですね。線路の場所ってあまり変わりませんし。
最後に「虫育児」の話に戻ると
そうそう、最後に少し「虫育児」の話に戻ると、
「虫」ってキライなママが多いと思うのですが、騙されたと思って一度飼ってみると、飼ったものに関しては大丈夫になるのでぜひお試しいただきたいです。
私も大の虫嫌いで、でも、なんの因果かアゲハチョウを卵から成虫までするのを4年ほどやったのですが、モンシロチョウなど他のチョウの幼虫含め、その他うねうね系は苦手ですが、アゲハチョウは一齢幼虫から終齢幼虫まで全部大丈夫になりました。
虫キライ・苦手を克服するコツは、「気持ち悪い」と思うのではなく、
「神様が作った大切な存在」「意味や役割のある存在」と思い(実際そうですよね、受粉とか害虫を食べてくれる益虫とか)、子どもにもそう話すことです。
ミミズも、「うわあ、うねうねだね、ミミズは土を耕して、土を食べていい土をフンとして出して、お花にいい土に変えてくれるんだよ」とか、そういう感じですね。
特にマレーシアなど東南アジアに教育移住を~、とお考えであれば、虫はつきものですしね・・・!
ではでは、また。