最後の呪いの四十九日
というタイトルの通り、このnoteはあの日から49日後に公開される。
四十九日とは、仏教において亡くなった方を供養する法要のうち重要な法要が行われる日とである。死者の魂が地獄へ行くのか極楽へ行くのかが決まる日とも言われてるし納骨とかもされる日だったりする。
きっかけとなるのはあの日、3月27日。僕の大切な現場であったじゅじゅが終わった日だ。その日メンバーはみんな卒業して新たな出発をしました。そこからはじまります。メンバーは新たな出発をした中オタクの魂は現世をさまよったままでした。
たまたま49日目がゆらねちゃんの生誕イベント「らねたん!2022」だったのでそこを一区切りにしようということで日記的にまとめてみた。
1日目~7日目
仲の良いオタク及び一部の熱心なアイドルさんは僕のこのnoteを読みに来てくれているということもありこのnoteにのみそのときの胸の内を書き記した。普段ならTwitterにそのままリンク貼って公開するところだが、みんなに届けようと言うより最近どうなん?と気になってる人が見つけられればいいかと思いそのままnote以外にリンクを広げなかった。
この記事に記した通り余裕を無くしていたので大人しくしてようという日々。最初の1週間が最も喪失感があり、気持ち的には沈んでいた。仕事行く以外はほとんど何もしていない。
ちなみに↑のnoteであるが、書き出しからしてダイイングメッセージの類の「君がこれを読んでいる頃私はもうこの世にいないだろう」を意識してたするのでオタクする気はなくても笑かそうとするくらいには元気だったようだ。
8日目~14日目
そもそも、毎週末及び平日もめちゃくちゃライブ行ってた奴がいきなりどうした?と思うかもしれないが、先程のnoteの「余裕がない」という感覚は既に2月頃から感じておりじゅじゅが終わってない時点ですらこの有様なので終わった後にはもっとダメかもしれない…と予見して3/27以降のイベントのチケットは一切取らなかった。気が向いてめちゃくちゃ行きたければそのとき買えばいいや。と考えていたが結果的に気が向かなかった。
ちなみに平日は真面目に仕事しており、平日ライブがやってる時間は仕事してた。たまたま4月から以前より少し忙しくなったのもあるが時間を持て余すとろくなこと考えないので仕事に集中していたという面もある。
ちなみにこの頃何をしてたかと言うと仮面ライダーの映画とか見てた。ちょうどOOO劇場版見たりして仮面ライダーモチベが高かったので。
15日目~21日目
この辺でライブに行かない生活に少し慣れてくる。依然としてめちゃくちゃライブ行きたい!とはならなかったので仕事も引き続き真面目にしつつワクチン3回目を打ちに行って副反応で寝込んだりした。オタクが沖縄や北海道にトリップして遠征楽しんでる頃僕は高熱でトリップしていた。
ライブ行くことを中心に生活してると、ワクチン打つにしてもライブに行きつつ仕事に影響の少ないタイミングを探すのに苦難したがライブへ行かなければ土日すっかり潰せるし余裕あるなと。仕事でもこの日がライブ有るし定時帰宅するとなると…と、諸々調整したりしていたが多少他人に振り回されても余裕をもって仕事できるやんと気付く。(←今まで自分を自分で追い込んで仕事してたんかいという見方もできる)
ちなみにこの頃ゆらね生誕2022の発表とチケ発がありここで復帰しようと決意。その日がちょうどラストライブから49日だった。一旦成仏して出直そうというにはいいタイミングだ。
ここでこのnoteを書こうと決めてちょいちょいメモり始める。
22日目~28日目
夜仕事終わりにTwitter見てたらラキアとフィロのスの対バンの感想がめちゃくちゃ流れてきたりした。こんな対バンちょっと前ならチケット取って絶対行ってるやろというイベントなのだがやってたことすら当日とかに気づくレベルである。
そもそもDDとしてあちこちのグループのライブに行く以上自分のスケジュール管理はかなり大事だと思ってやってた。興味あるライブを自分のカレンダーに登録(STEP1)、チケ発が先着ならチケ発タイミングを登録し抽選なら当落発表タイミングをスケジュールにメモ(STEP2)、チケットが確保出来たらスケジュールのステータスを確保済みに変更(STEP3)と、今のステータスが分かるようにスケジュール登録ししていた。(アナログ管理なのでたまにステータス更新忘れてて2重にチケットとったりしてしまうやつ)
それが、2月頃から新規のスケジュール登録をしなくなったのでいつなんのライブがあるかすら把握しなくなってた。そもそも自分が行かないイベントなんて無いイベントと同じと思ってたので行けなくてぐぎるという感覚すら無い。
ちなみに週末にちょっとした用事がありオタクの1人と約ひと月ぶりに会った。オタクと話していたらちょっとライブ行こうかなという気持ちになったりもした。
ちなみにねうちゃんの新グループ加入のお知らせもあって、その勢いでとりあえずチケット取るか!ととったりもした。
少し前を向き始めたのかもしれない。
ちなみにこの頃何をしてたかと言われると、もやしにハマって毎日もやし食ってた。いやほんとに美味かったしナンプラーのボトルが一月くらいで空いたんですよ。
29日目~35日目
平日は相変わらず大人しく仕事していた。世間的にはGWがそろそろ始まりますよという雰囲気で謎に平日の昼間から色んなイベントが行われていたが相変わらず他人事だった。平日仕事を休んでまで行こうというところまではまだ来てない。いや、そもそも平日休みにしてでもライブ行くグループは元々限られてるしなという気持ちもあった。
28日はRingwanderungとMIGMA SHELTERのツーマンが仕事終わりで行ける時間帯にあり久しぶりにこれは行こうかな!と思ったが結局その時間も仕事していた。こういうのは一旦「行く」と決めてしまえばあとはどうやって行くかを調整するのに全力を注いで今まで行ってきたが「行けたら行く」というスタンスはやはり「行かない」と同義だなと感じた。
ちなみにこのライブがあった日に群青の世界における僕の推しメンである横田ふみかの卒業が発表された。卒業までに「行かなくちゃ、いや、絶対行く」と会いに行くことを決めた。
4月30日、じゅじゅラストライブから35日目、あの日以来はじめてライブハウスに来てライブを見た。群青の世界の単独イベントとねうちゃん加入のキングサリお披露目ライブのダブルヘッダー。
キングサリは元々知ってるのがねうちゃんと閻魔ちゃんだけだったし普通にねうちゃんの様子を見に来たという感じ。じゅじゅともソロとも違う新しいねうちゃんも良かった。
群青の世界の単独イベントはもう、まさかの「群青魂」と「令和アンセム」やるもんだからもう混乱した。推しメン卒業するから会いに来たってのに特典会開口一番「あの曲やっとるやん!」って言ってしまった。
普通にライブは楽しんでた。特に群青は上記事件により脳汁ビシャビシャだった。
それもあるけど、久しぶりにじゅじゅオタ(沢山)と会って話していると「あーこれこれ」という感じが懐かしく心地よかった。じゅじゅオタといるのほんとに心地良いんよね。
36~42日目
世間のゴールデンウィーク真っ只中だが弊社弊部署はカレンダー通り月金は普通に仕事の中三連休だった。当初全話無料で読めるというゴールデンカムイを読んでゴールデンカムイウイークにしようと思っていたが、4/29~5/1の三連休で全314話を読み切ってしまってやることが無くなった。
漫画とか小説ってストーリーを追いかけ出すと細かいこと気にせずどんどん先に読み進めていくタイプなので一日あたり150話、実質2日で読み切ってしまった。そんな読み方なもんで、土方のじいさんかっこよかったとかは覚えているが鶴見中尉側のキャラの名前とかほぼ記憶に無い。好きな方には申し訳ない。
一気に見たものって勢いで見るから面白かったという印象はあるもののザックリの雰囲気しか覚えてないことはよくある。ジビエは味噌持って行って食べたくなった。
そのため、ウマ娘のコミカライズシンデレラグレイの70話分くらい無料で読めるとこを読み切るなとしてた。
それ以外はほんとに部屋を掃除したりした以外に記憶が無い。あ、1回オタク達と飲みに行ったわ。これもじゅじゅオタ。
オタクと会って話すとなんやかんやアイドル現場の話になり、1人で生活してる時よりちょっとだけライブ行こうかなという気持ちが高まったりする。気持ちだけ。
この辺で久しぶりにオタクと話して自分を逆に客観視できたのかこんなのを書いてる。
43~49日目
GW明け普通に仕事の日々。仕事終わりにライブに行かないとなるとちょっとした仕事もその日のうちに終わらせるかと微妙に残って仕事したりしながら毎日終える。残って仕事していたりすると何故か新しく仕事が増えたりしてさらに忙しくなったりする不思議。
もう帰るんで!と割り切ってたときより仕事は増える。暇よりは適度に忙しい方が好きなタイプなのでそれはそれでいいんですけどね。
そして、49日目がゆらね生誕らねたん!2022である。
当初、じゅじゅラストライブ以降ほんとにどこにも行かなかったらこのライブから行こうと思っていたのでこのチケットだけはちゃんととった。なんか卒業ライブからの気持ちが整理されそうな気がしてたので。
恋水もねうソロもねうちゃんとゆらねちゃんのコラボもゆらねソロのライブもとてもいいステージだった。あと、毎度思うけどじゅじゅオタのワンウェイガール(ぺいりんず)の振りコピ修得率高いwほとんどがじゅじゅオタなのにみんな踊れてるもんねw
まあ気持ちが整理されるとかそんなことは無かった。そもそも49日前の日にオタクとして燃え尽きてしまってたっぽい。
オタクの魂はどこへ向かったのか
よくよく考えたら、卒業発表された1月以降はあれやこれやと思い出作ってやり切ったもんな。
2月には福岡卒業旅行行ったり、セレネのDDDではトリで他のとこのオタクが居ない広々としたスペース且つ前特典会で何も気にしなくていいということをいいことに声出しリフトなどはしないレギュレーションを守りつつもオタクが入れ替わったりしながらまえへ突っ込んだりツーステしてりみんなでアホみたいに推しジャンしたりとライブを全力で楽しんだ。
3月に入ったらラスト大阪遠征で僕の誕生日祝ってもらったり、対バンの最後の方では最前でライブ見て騒いだりできたし、ねう誕では普段聞けないあの曲!ラストライブでは聞けないであろうあの曲!もキネマで聞けたりしてあれが見たかった…みたいな後悔残さずラストライブを迎えていた。
ラストライブを迎えるまでにやることはやり切って迎えたからもう言うことは無かったのだ。だから終わってからも「喪失感」はあったものの、悲しい悔しいとかそういう感情ではなかった。ラストライブでそういう最後の呪いがかけられたかと思っていたが、それはぼくがじゅじゅという存在に執着していた幻想だった。もうとっくに楽しい思い出として成仏していた。
逆に言うと成仏していたにも関わらず現世にしがみついてたんかい地縛霊みたいなもんやないかい。
GS美神のおきぬちゃんとか化物語の真宵の様に地縛霊卒業して次のステップ浮遊霊に進みます。しばらくは色んなとこの幽霊部員になります。(←これが言いたいだけのおじさん)
これで一区切りで次に進もうと思っていたのだが、拍子抜けすることに燃え尽きてしまってたとなると燃えカスの様なオタクがどこで次燃えるかは風向き次第。気の向くときにふらっと現れます。