りんりん

ぼやぼやしてたら私は誰かのいいこになっちゃうよ

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ぼやぼやしてたら私は誰かのいいこになっちゃうよ

最近の記事

私とからだ

いつも、どんな時でもわたしのからだは唯一私のからだとして存在しているのに、そんな当たり前のことすら忘れてしまう。 体の存在を気づくときは、体型の変化や肌の調子、体調が悪い時ばかり。 嬉しい時には口角が上がる、緊張すると手のひらで汗を握り込む、私の心に寄り添ってそばにいてくれる私だけの私のからだ。 からだにありがとう、って言ったことはなかったけれど、私を私として思い通りに生活させてくれる私のからだにありがとうと伝えたい。 最近はそんなことを考えていた。 風呂に入りなが

    • 真夜中2時の満面の笑み

      昨夜の私は満面の笑みで声を出して笑っていた。 パートナーに浮気を勘づかれ、隠すことができずに正直に事実を伝えた。   相手を傷つけてしまった罪悪感と申し訳なさ   4年以上付き合って特別で大好きな存在を失う恐怖心   どうして自分は同じことを繰り返してしまうのだろう   けがらわしい。 そんな気持ちが次々と頭の中に押し寄せてきた。 夜中の2時に電話で友人をたたき起こし、話を聞いてもらった。 時にはまるで自らをまるで被害者のように泣きながら話した。 否定せずに受け

      • 強い気持ち・強い愛

        私にとって愛することは大変なことだ。 例えば歌。 いつも私を勇気づけてくれて、たくさんの出会いをくれた大切な存在。 自分に寄り添ってくれた昭和歌謡、歌う喜びをくれたオペラ、新たな発見をくれたブラックミュージック それなのに、時々、歌を信じられなくなる。 いや、歌を愛する自分自身を信じられなくなると言った方がしっくりくるかもしれない。 歌の知識や技術を人と比べて得意になったり落ち込んだり。歌うこと自体も最近は辞めてしまった。 歌はいつもそこにあった。歌から嫌われたこ

        • レディファースト

          数年前に建てられた新病棟のとなりに取り残されたかつての4F病棟。エレベータもモーター音が時々大きな音を立てて軋み、床材のビニールは波を打ったようで剥がれが目立つ。気をつけないと足がとられて転んでしまいそう。 ここが私の今の職場だ。 出勤時、上役とエレベータ前で顔を合わせた。 「おはようございます」 笑顔であいさつ。エレベータの到着に気づいた別の女性職員が廊下の先から小走りで駆け寄ってくる。 「急がなくても大丈夫ですよ」と、ひと声かけた。 上役と駆け寄った職員を先にエ

        私とからだ

          鼻先をくすぐる風に少し照れ笑いして

          じぶんの気持ちを1人で受け止めることが苦手だ。 嬉しいことなのか、嫌なのか、嫌なんだとしたら何がどう嫌でどんな気持ちになったのか、自問自答することを放棄することが癖付いているように思う。 心の揺らぎを覆うように甘いお菓子をドカ食いして思考回路をスパークさせたり、パートナー以外とセックスして刺激のベクトルを変えてみたり。 週末の予定がないことが許せなかったり、母を思うと涙が出たり。 思うとじぶん自身の気持ちにフタをしてきた人生だった。 どうかこのnoteではじぶんの気持

          鼻先をくすぐる風に少し照れ笑いして