私とからだ

いつも、どんな時でもわたしのからだは唯一私のからだとして存在しているのに、そんな当たり前のことすら忘れてしまう。

体の存在を気づくときは、体型の変化や肌の調子、体調が悪い時ばかり。

嬉しい時には口角が上がる、緊張すると手のひらで汗を握り込む、私の心に寄り添ってそばにいてくれる私だけの私のからだ。

からだにありがとう、って言ったことはなかったけれど、私を私として思い通りに生活させてくれる私のからだにありがとうと伝えたい。

最近はそんなことを考えていた。

風呂に入りながら腕や腹まわり、足の先まで優しく肌を撫でながら今日を無事に終わらせてくれたことに感謝する。

子どものころからからかわれてきた恥ずかしいと思っていた私のからだが愛おしく思えてきた。


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