![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/72588314/rectangle_large_type_2_ece341f18d0bb436b563c33919b25e63.png?width=1200)
子どもが語りだすあいづち
こんにちは。暖かい日が続き、雪が溶けだしました。
こういう日が一番ランニングが難しい。
足をひねらないようにランニングしてきました、Mr.チキンです。
今日は、子どもが語りだす教師のかかわり方について話したいと思います。
ちょっとマニアックな話ですが、、、(笑)
子どもたちは語りたい
授業をしていると感じるのは、「子どもたちは語りたいんだな」ということです。授業を受けて、子どもたちは考えます。語りたい中身はあります。
でも、”授業”となると、
「正解を出さなきゃいけないのかな?」とか
「あの頭の良い子の意見と違うんだよな。」とか
「変なこと言ったら、他の子から変な目で見られるかも。」とか、
かなり気を使ってしまうようです。
授業は簡単に言うと、
ドンドン意見の欲しい教員と、
語りたいけど、気を使ってしまう子どものせめぎあいです。
つまり、教師の関わり合いや反応がとても重要な意味をもってくるのです。
よくやってしまう大人の反応
よくやってしまう、大人の反応があります。
授業で、たくさん意見が欲しい時に、
なるほど。他に意見がある人?(手をあげて)
という反応の仕方です。
油断すると、すっごく使っちゃいます。
ある時、尊敬する先輩教員からこういうことを言われました。
「他に意見がある人?」というのは、
先に発表してくれたA君のことを一旦否定するニュアンスがある。
A君の意見は間違えているから、他の意見を求めているのではないかと子どもたちは感じるかもしれない。
そういうことに子どもたちは敏感だから、「教師に否定されるかもしれない」と思うと、手はあがらなくなるよね。
ガーンとショックを受けました。
そこまで考えて反応しなくてはいけないのか!
そこから、試行錯誤が始まりました。
編み出した、引き出すあいづち
色々試しました。
考えている人はこれだけかな?もっといるんじゃない?
お!だんだんあがってる手が増えてきたぞ!
意見ある人は?同じでも良いよ。
もうちょっと待とうかな?
(教員が誤答を出す)
などなど。場合によってはうまくいくけれど、
汎用性がなかったり、そもそもうまくいかなかったり…
そんな中、最近、ヒットを生み出しました!
それは
おー!なるほど!それからそれから?!(教員が手を挙げるジェスチャー)
です。
いきおいですね(笑)
この「それからそれから?」は、
最初にしゃべったA君を否定するわけではない
かつ
「他の意見も絶賛募集中ですよ!」
というニュアンスが伝わりやすい言葉でした。
チキン(以下チ):Cさんの良いところはどこかな?
A君:黒板消し係を一所懸命にやってる。
チ:ほー、なるほど!それからそれから?
B君:走るのも速いよね!
チ:あー、たしかに!それからそれから?え?まだあるの?
Dさん:そう、それと、給食もいっぱい食べるよ!
こんな感じです。
「それからそれから?」というと、子どもたちは自然と
前の子の言葉を意識して、「○○も」だとか「それと、」だとか
つながりを示す言葉を使うようになります。
言葉一つで教室での意見交流が変わっちゃいますよ!
もし良かったら、使ってみてくださいね!
では、またね~!