✓ひと/小野寺史宜
▽あらすじ
女手ひとつで僕を東京の私大に
進ませてくれた母が急死した。
僕、柏木聖輔は二十歳の秋、
たった独りになった。
大学は中退を選び、
就職のあてもない。
そんなある日、空腹に負けて
吸い寄せられた砂町銀座商店街の
総菜屋で、最後に残った
五十円のコロッケを見知らぬお婆さんに
譲ったことから不思議な縁が縁が生まれていく。
▽印象に残ったフレーズ
▽感想
天涯孤独の若者の日々を書いている話。
“ひと“は色んな人がいる。
自分に合わない人、自分を助けてくれる人
自分を幸せにする人、不幸にする人。
それは“ひと“と会って話して触れ合ってみないと分からない。
それを分からせてくれる話だった。
水車小屋のネネみたいに
一生とまではいかないけど
彼の日々を覗かせてくれる
そんな本です。
ひと/小野寺史宜/祥伝社文庫
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