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✓マーロー殺人クラブ

▽あらすじ
77歳のジュディスをリーダーに
3人のおばちゃん探偵団が
ロンドン郊外の連続殺人の謎を解く


▽感想
もう、あらすじだけで
絶対おもしろいじゃん!と
ミステリ好きの血が騒ぎました。

訳本というのもあるかもしれないけど
なかなかどくどくな翻訳だった

「あなたに興味をもっていた?」
「そういう意味じゃありません。」
アントニオはジュディスの口調に
気づいて言った。
「いやらしい人じゃありませんでした。
お年寄りです。美術と共に一人で
生活していました。
彼のことが好きだったわ。」
この描写は、
ジュディスの隣人のステファンとの
二週間に一度手を振る程度の限られた
関係での印象と一致した。

マーロー殺人クラブ

なんかこう、回りくどいような
頭の中に入るまでに時間がかかる翻訳でした。
でも慣れてくると愛着が湧いてくる…

とりあえずお年寄りならではの
知恵の経験を使った謎解きを~~
ではなくて、ほぼ体!体当たり!
ジュディスがとにかくパワフル!
え!?そこも突っ込んでいく!?
って読者も置いて行かれそうなほどの
猪突猛進タイプ!

ただただ、ジュディスが優秀すぎて
3人のと言われてるのに
残り2人があまり光ってなかった。
もちろんジュディスが主人公なんだろうけど
あまりにもスポットライトがずっと
当たってる感じで、残念だった…

ミステリ要素というか
謎解きは次のお話にもつながりそうな
そんな匂わせもありつつ
犯人は予想しなかった展開で
ほお!!と声が出ました笑

作者さんもマーローにお住まいで
この街が凄く好きなんだろうなと思う
情景描写がたくさんありました。

マーロー殺人クラブ/ロバート・ソログッド/アストラハウス

↳試し読みもありますので、ぜひ

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