✓めぐり逢いサンドイッチ
▽あらすじ
靱公園にある『ピクニック・バスケット』は、
開店して3年を迎える
手作りサンドイッチの専門店。
蕗子が、姉の笹子―笹ちゃんの
このお店を手伝い始めて、半年になる。
笹ちゃんは店を訪れた人たちの
具材への思いや記憶、
そして物語をやさしくパンにはさんで、
誰が食べてもなつかしいような
新しいようなサンドイッチを作っているのだ。
▽印象に残ったフレーズ
▽感想
サンドイッチという食べ物だけで
こんなに深いお話が作れるのは凄いなあ。
そして何より、この作者さんが
サンドイッチの事をとても好きで
描いてるんじゃないかなとも思った。
笹子さんの周りにいる人たちが
サンドイッチ店を営むのに必要不可欠で
来るお客さんからメニューを考案していく
という関係性がいいなあと思った。
こんな具がいいんだよねえという
お客さんに対して
作ってみましょかと言ってくれる
そんなサンドイッチ屋さんが
家のそばにあったらいつも通っちゃうなあ
普段のおかずをサンドイッチにするだけで
特別になるでしょ?という
考え方が素敵だなと思ったし
サンドイッチを愛してないと
そういう考えにはならないよなあ
サンドイッチから始まるこの話は
とてもとてもあたたかい気持ちにさせてくれました
めぐり逢いサンドイッチ/谷瑞恵/角川書店
↳文庫本
↳単行本
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