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✓赤ずきん、キノピオ拾って死体と出会う。/青柳碧人
▽あらすじ
前作『赤ずきん、旅の途中で死体と出会う』で
ミステリ界に衝撃のデビューを果たした
赤ずきんに相棒ができました。
その名はピノキオ!
とある目的があって一緒に旅をするのですが、
ゆく先々でまたもや事件が発生します。
▽感想
ミステリーとおとぎ話をミックスさせた本。
『三匹の仔豚』『ハーメルンの笛吹』
『ブレーメンの音楽隊』『白雪姫』『ピノキオ』
とてもよくできたお話達だった。
きっと子供も大人も楽しめると思う。
『目撃者は木偶の坊』
サーカス団と絡めて、
綿密に組まれた犯行が書かれた。
あんなにしっかり犯行を組み立てたのに
赤ずきんの推理で見事に破られたなぁ。
『女たちの毒りんご』
犯人までの道すじが示されていたのに、
まさかで最後、騙されてしまった!
犯人、性格悪いなぁ~笑
『ハーメルンの最終審判』
約束をしたのに、その約束は破られ
生涯悲しい思いをすることになってしまった人がいる。
絶望しかないなあと犯人に
肩入れしてしまいそうになった。
人間の欲望は醜いなあと思う。
『なかよし仔豚の三つの密室』
ただ、欲に溺れた豚が悪い
(悪口ではありません)
✓赤ずきん、ピノキオ拾って死体と出会う。/青柳碧人/双葉社
↳単行本
↳Audible
サンプルもありますので、ぜひ