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読書記録「職場で傷つく」
タイトル 職場で傷つく リーダーのための「傷つき」から始める組織開発
著者 勅使川原真衣さん
本を手にとったきっかけ
Podcasts「真夜中の読書会~おしゃべりな図書室」にて、ナビゲーターのバタやんさんが【2024年ベストブック・ビジネス書編】の第1位でこの本を紹介されていたのがきっかけ。
私自身もいち社会人として「職場で傷ついた」経験はあるし、あの人は「職場で傷ついたのではないか」というシチュエーションが浮かんだので、どんな内容が書かれているか興味を持った。
印象に残った内容・考えたこと
個人の見え方は今の「状態」に過ぎないという前提を持つこと
仕事の成果=「誰と」×「何を」×「どのようにやるか」
その人自身の「能力」ではなくて、求められている目的と照らし合わせたときに、その人自身の「持ち味」「機能」が発揮しやすい状況にあるのか?を考える。
それぞれの立場のひとの眼鏡をかける
Aさんが「Bさんに困っている!」発信しているとき、AさんもBさんも両者とも「傷ついている」
Aさんの話だけを聞くと、Aさんの肩を持ちたくなる。でもその時Bさんの眼鏡をかけると、Bさんにも一理ある。というそれぞれの「傷つき」がある。
「職場での傷つき」は個人の問題ではなくて組織の問題
「Bさんが仕事ができない人だ」と一方的なレッテルをはって排除するのも違う。「Aさんがネガティブな発信ばかりする」と見て見ぬふりをするのも違う。
AさんやBさんの「個人の問題」としてどちらかをどうするではなくて「組織の問題」として組み合わせを調整する必要がある。
人の異動・退職・休職の後の組織のケア大事そうだなと
数字を見ることが得意なCさんが一時的に休職する時、その機能を持った人がチームにいなくなってしまうのだから、誰かが補わなければ歯車は崩れてしまう。
既に機能を持っている人を新たに充てられないか
機能を拡張できる人はいないか
その後ちゃんとチームがうまくまわっているかは、しっかりケアしてあげる必要がありそうだと感じた。
組織開発、配置の調整の話とかって、部長陣忙しいのに、さらに負担をかけてしまうのもな…みたいな気持ちにもなるけれど…
目をつぶらない。
組織を動かすほどの力を持っていない一般社員ができることもあるよな
私自身の配置について声をあげることはできる。組織の目的・一緒に働く人・自分自身の機能や持ち味、を鑑みて、自分自身の配置について上司に相談することはできるだろう。
お困りごとがあったときに、個人の問題ではなくて、組み合わせによる解決が図れないか?の声掛けをすることもできるだろう。
「職場の傷つき」に「気づく」ことも、以前よりはしやすくなるだろう。自分が一緒に働く人は感謝を伝えるのが大事。